ローランドの南の端、イングランドとの境アナンデールに、2014年の11月、約100年ぶりに操業再開となった蒸留所です。元々はその地に同名の蒸留所が1836年にオープンされましたが、1896年にジョン・ウォーカー社が買収し、ジョニーウォーカーの原酒蒸留所となっていました。その後、設備の老朽化などの理由により1916年に閉鎖しました。2010年に地元出身でオックスフォードシャー在住のデービッド・トムソンと、妻のテレーザ・チャーチが「ローランドに現役のシングルモルト蒸溜所を復活させたい」という思いから買い取り、約20億円と3年という月日をかけ蘇らせたことで有名です。奇跡的に創業当時の姿のまま建物が残っており歴史的建造物の指定も受けていたため、新しく建てるよりも資金と年数がが多くかかったとのことです。 2018年6月にシングルモルトがリリースされ、原料のモルトにはピーテッドとノンピートの両方を使用しています。どちらもシングルモルトウイスキーを前提としたスピリッツで、ブランド名はノンピートを「マン・オ・ワーズ(Man O’ Words)」、ヘビリーピートを「マン・オ・スワード(Man O’ Sword)とし、記念すべきリリースを果たしました。
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