独立系ボトラーであるアデルフィー社が2014年に蒸留所を開設するまで、人里離れたアードナマッハン半島では合法的なウイスキーの製造が行われていませんでした。また、アデルフィー社の蒸留所はこれが初めてではありません。1826年にグラスゴーのゴーバルズ地区に建設されたオリジナルは、1880年にアーチボルド・ウォーカーの手に渡り、スコットランド、アイルランド、イングランドでウイスキーを製造する唯一の蒸溜所となりました。1887年には、モルトウイスキーとグレーンウイスキーを合わせて、年間50万ガロン以上を生産していたようです。1903年にDCLに買収され、その4年後にポットスチルは停止します。グレーンは1932年まで製造されていました。跡地には現在、グラスゴーのセントラル・モスクが建っています。アーチボルト・ウォーカーの曾孫であるジェイミーは、1993年に独立したボトラーとしてアデルフィー社を始めました。現在のオーナーは、2004年にこの会社を買収しました。
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