カスクインベストメントの投資対象は、ウイスキーカスク(樽)ですが、世界中のウイスキーカスクが投資対象として適しているわけではありません。今回は、世界のウイスキーの中でも、最も歴史が古く、ファンも多いスコッチウイスキーを投資対象としてご紹介させていただきます。
スコッチウイスキーは、スコットランド内でもエリアにより様々な特徴や違いがあります。さらに同一エリア内の蒸留所ごとでも大きく味が異なるため、ファンを飽きさせることがありません。本記事では、そんなスコッチウイスキーの魅力やこれまでの成長率の実績などをご紹介させていただきますので、ぜひ投資対象として魅力的か、ご覧頂ければと思います。
ウイスキーは全世界あらゆる国で生産がされていますが、主に人気のある国5つに分類し、五大ウイスキーと呼ばれています。この国以外にも、各国ウイスキー作りは行っており、インドや台湾などが最近では有名になってきたかと思います。下記に五大ウイスキーの代表銘柄を記載しますが、ご存知の銘柄もあるのではないでしょうか。ここ数年日本でもウイスキーブームに火が付き、Barでのウイスキー価格も急上昇しています。日本のジャパニーズウイスキーも、世界のウイスキー好きから非常に人気も高いですが、やはりスコッチウイスキーはその歴史の長さや、銘柄数では世界一を誇りますでの、根強いファンが世界中にいるでしょう。
各国のウイスキーにはそれぞれ異なる魅力や特徴があり、製造基準についても、独自の基準が設けられています。例えば、2021年4月に制定された、ジャパニーズウイスキーの製造基準を例を挙げると、日本国内で採取された水を利用し、日本国内で3年以上熟成かつ瓶詰めを行ったもの、など、これ以外にも細かい条件が必要となってきます。
今回ぜひ覚えていたきだいのは、、カスクインベストメントでの投資対象にもなっている、スコッチウイスキーの製造基準です。
ウイスキーの代名詞ともいえる「スコッチウイスキー」とは、イギリス北部のスコットランド地方で蒸留・熟成されたウイスキーの総称です。スコッチウイスキーは、イギリスの法律で厳密に定義されており、下記の主な条件を満たしたものが、スコッチウイスキーと名乗ることができます。
①原料は、水・酵母・大麦麦芽などの穀物を使用すること。②スコットランド内の蒸留所で、糖化・発酵・蒸留をすること。③アルコール度数94.8%以下で蒸留すること。④容量700リットル以下のオーク樽に詰めること。⑤スコットランド国内の倉庫で3年以上熟成させること。⑥瓶詰め時の添加物は水と色調整のためのカラメルのみ。⑦瓶詰め時のアルコール度数は40%以上であること。
ウイスキーには、大麦麦芽(発芽した大麦)のみを原料とする「モルトウイスキー」と、トウモロコシ、小麦などの穀類と麦芽を原料とする「グレーンウイスキー」の二種類があります。モルトウイスキーのみで作られたウイスキーを「シングルモルト」と呼び、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド(混ぜた)したウイスキーを「ブレンデッドウイスキー」と呼びます。また、銘柄の違うモルトウイスキーをヴァッテイング(混ぜた)したウイスキーを「ヴァッテッドモルトウイスキー」と呼びます。
カスクインベストメントの投資先は、ウイスキーカスク(樽)になりますが、樽の状態で購入いただくのは、モルトウイスキーのみとなります。また、銘柄もシングルモルトとして有名な銘柄から、ブレンデッドウイスキーの主要原酒(キーモルト)として使用されるものなど、100種類以上の蒸留所からお選びいただくことになります。
また、スコッチウィスキーの特徴としては、下記が挙げられますが、製造に時間と手間をかけていくことで、価値が上昇する理由にもなっているのかと思われます。
・熟成期間が比較的長く、重厚な味わいとなる・原料となる大麦を乾燥させる際に使用される「ピート(泥炭)」と呼ばれる燃料から出る、独特のスモーキーな香りがつく
スコッチウイスキーの地域別の特徴を知ったうえで、蒸留所の平均成長率を見ていきましょう。まずはスコットランド全体の蒸留所平均成長率は、年間約12.76%となっており、BC20 Whisky Index(代表的な20銘柄の指数)に含まれるすべての蒸留所は、予想資産成長率はプラスとなっております。
そして上記は、地域別のリターン率を表した表です。どの地域も10%前後の成長率で推移しており、特に人気の高いアイラ地区や、スプリングバンク蒸留所を置くキャンベルタウン地区などは、13%~15%ほどの成長率を記録しています。これは、スコットランド内の約150の蒸留所の平均値ですので、人気銘柄や有名銘柄などの成長率は、更に期待ができることが予想されます。
あくまでこれらの数値は参考ですが、スコッチウイスキーの市場成長性の高さや、市場の安定したリターンなどはこれからの投資家にとって非常に魅力的なものとなっています。
カスクインベストメントは、成長性の高いスコッチウイスキーへの投資となります。各エリア毎に成長率は異なりますが、どのエリアも非常に魅力的な成長率となっており、投資家から近年注目される理由もお分かりいただけたかと思います。
そして、この成長率も年々上昇しており、今後の更なる成長を期待できるマーケットかと思います。ミレニアル世代という積極的に運用を行う若い世代の投資家も増えており、カスク価格の上昇も更に期待されます。それでは、具体的にどのような仕組みでカスクインベストメントが出来上がっているかを、下記にてご紹介させていただきます。
https://cask-investment.com/media/knowledge/cask-investment-structure/
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