資料ダウンロード
HOME > ウイスキー知識 > ウイスキー投資 > 今流行りのウイスキー投資のデメリットとリスクについて詳しく解説

今流行りのウイスキー投資のデメリットとリスクについて詳しく解説

2021.11.06 / 最終更新日:2023.02.19

ウイスキー投資は現在流行している投資方法であり、特に山崎をはじめとするジャパニーズウイスキーが大きく高騰していることから日本でも注目されています。

品薄状態のウイスキーは入手困難で価値の上昇を期待しやすく、入荷しても人気のウイスキーはすぐに売り切れてしまうためボトルを購入し、価値が上昇したタイミングで売却する投資方法は安定していると思うかもしれません。

しかし、いくつかのデメリットがあるので、リスク回避を考えなければボトル投資は失敗に終わる可能性があります。

この記事では今流行りのボトル投資のデメリットとリスクについて解説し、新しいウイスキーへの投資方法であるカスク投資のメリットについて紹介します。

この記事のポイント

  • ウイスキーのボトル投資のデメリットとリスクを解説
  • ボトル投資のリスクヘッジができるカスク投資のメリットを紹介

ウイスキー投資について

ウイスキー投資は高騰が見込めるボトルを酒店や、オンラインショップ、オークションなどで気軽に購入できます。

価格も一部のヴィンテージ物は1本のボトルで数十万円~数百万円することもありますが、1万円程度のボトルから投資を始められるので始めるためのハードルも低いです。

そのため、ボトルが高くなることを見込んで長期保有し、高騰したタイミングで売却できれば差益が期待できるでしょう

また、日本で話題になっている背景には山崎などのジャパニーズウイスキーが品薄状態で高騰していることがあげられます。

ウイスキーの本場はスコットランドですが、近年のボトル投資事情を考えれば投資対象はジャパニーズウイスキーであることも多いのです。

そのため、日本人にも馴染みやすい状態となっており、他の国よりも投資対象のウイスキーが入手しやすい状況にあるといえます

ジャパニーズウイスキーの価値は品薄と需要の増加により、毎年上昇を続けているため、安定した投資方法であると考えている方もいるかもしれません。

しかし、このような方法でウイスキーに投資する場合は、いくつかのデメリットとリスクを抱えているので注意が必要です

代表的なボトルの投資対象である山崎について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキー投資における山崎の価値とは? 具体的な事例を紹介

ウイスキー投資のデメリットとリスク

ウイスキーのボトル投資におけるデメリットとリスクは3つあります。

  • 高値掴みをする可能性がある
  • 買い手が見つからない場合は売却できない
  • 保管の失敗や盗難のリスクがある

それぞれ詳しく解説します。

高値掴みをする可能性がある

ウイスキーボトルは酒店などで購入できますが、投資対象になるほどの魅力的なウイスキーは買い手が見つからないような高価なボトルを除いて、すぐに売り切れてしまうので購入しにくいです。

オンラインショップネットオークションなどインターネット経由で入手するのが現実的といえます。

特にネットオークションはウイスキーの価値や相場を正しく理解していなければ、高値掴みをする可能性があります

仮に平均的な相場として50万円の価値があるウイスキーを75万円で買ってしまった場合、75万円以上で売るための難易度は非常に高いです。

仮に75万円以上で売却できたとしても、50万円で購入できた場合と比較すると利回りも減少してしまいます。

ボトル投資を成功させるためには、ウイスキーに対する知識を深める必要があるため、始めること自体は簡単でも銘柄選びや、相場の把握などの壁があります

ウイスキー投資における銘柄選びや基礎知識についてはこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキー投資のおすすめ銘柄とは?今話題のカスク投資もご紹介

買い手が見つからない場合は売却できない

ボトルの相場を正しく理解し、長期間の保有で価値が上昇し、売却したいと考えても、買い手が見つからなければ売却できない問題があります。

ウイスキーボトルは株式などの金融資産と比較して流動性が低く、公開市場ではなく相対取引のため、買い手を見つける必要があります。

ボトルの価格や需要によってはオークションサイトなどに出品しても買い手が見つからないかもしれません。

換金を急ぐ状況であれば、相場よりも価格を下げて買い手を見つけることになり、利回りが減少することも。

結果的に思うような利益が出せない場合もありますので、換金を急がず気長に買い手を探す努力が必要になることもあるでしょう

カスク(ウイスキー樽)に投資する場合は、売却希望を出してから2~3ヶ月ほどの売却期間を想定する必要がありますが、全世界に購入希望者がいるため、買い手を見つけやすいです。

保管の失敗や盗難のリスクがある

ウイスキーは不動産のように実物が存在する資産であるため、物理的な理由で資産価値が失われる可能性があります。

特有のリスクをあげるなら、保管の失敗により、ウイスキーの品質を大きく落としてしまうことです。

ウイスキーはワインほど神経質な管理が必要ではありませんが、保管の方法を間違えると品質を落としてしまいます。

品質の落ちたウイスキーは一気に価値を下げてしまい、数百万円の価値のあるボトルの価値がなくなってしまうことも

また、ウイスキーボトルは持ち運びできるサイズであるため盗難のリスクもあります。

火災や自然災害によってボトルの保管場所に被害が生じる可能性もあるため、長期的に保有するほど物理的なリスクへの対策が重要になります

ウイスキーカスクを購入する場合は、損害保険が付帯するのでリスクを軽減可能です。

ウイスキーの正しい保管方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーは保管の仕方で味わいが変わる!注意したいポイントは?

ウイスキー投資はボトルよりもカスクがおすすめ

安定した投資方法であると考えていた方も、ウイスキー投資は実はさまざまなリスクを抱えていることが分かったのではないでしょうか。

ボトル投資は初期投資金額や、始めやすさにおいては気軽な方法ですが、さまざまなリスクヘッジを考えなくては安定しません。

しかし、ウイスキーは世界中の愛好家から人気があるので需要が高く、価値の上昇が期待できる実物資産であるため投資対象として最適です

よって、ボトル投資よりもデメリットが少なく、リスクに対する対策が整っている方法で投資を考える必要があります。

ウイスキー投資を始めるならボトル投資ではなく、ウイスキー樽に直接投資するカスク投資を検討することをおすすめします。

ウイスキーのカスク投資のメリット

ボトル投資にはないカスク投資のメリットは3つあり、ボトル投資で解説したリスクへの対策ができています。

  • 適切な価格で購入し価値の上昇を待てる
  • さまざまな買い手が存在する
  • 保税倉庫による管理と保証が充実している

それぞれ詳しく解説します。

適切な価格で購入し価値の上昇を待てる

ウイスキー樽は樽の管理会社から購入することで、自分だけのウイスキー樽を保有することが可能です。

当社が運営するウイスキーカスク投資の専門サイト「カスクインベストメント」からカスク投資用の樽の購入が可能であり、多くのスコッチウイスキー樽を取り扱っています。

オークションのように相場以上に価格がつり上がる形式ではないため、適切な価格でウイスキー樽を購入し価値の上昇を待つことが可能です。

ボトル投資にはないカスク投資の魅力には、樽による熟成が進むことによる価値の上昇があげられ、長期的に保有するほどウイスキーの熟成が進み利回りが上昇していきます

高値掴みのリスクがなく、長期保有で価値の上昇が期待できる投資方法であり、金融資産と価格の上下が連動しにくいことから長期的な資産形成の手段にも利用できます。

ただし、ウイスキー樽の数には限りがあるため、人気の樽は早い者勝ちです

さまざまな買い手が存在する

ウイスキー樽にはさまざまな買い手が存在するため、出口戦略も整っています。

ウイスキー樽の売却先

  • 法人顧客
  • ボトラーズ(独立系瓶詰業者)
  • 蒸留所
  • 投資家
  • ブレンダー
  • ウイスキー愛好家
  • ブローカー

このようにさまざまな買い手が存在しているため、カスクの売却に困ることは少ないです。

当社のサービスである「カスクインベストメント」では、売却まで平均して1か月~3か月かかり、買い手が見つかりやすい樽であれば1~2週間で売却できることもあります。

ボトル投資のように自身で出品する場合は手間もかかりますが、売却を任せられるのもカスク投資の魅力になります

カスク投資における購入から売却までの流れを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーカスク投資の仕組みから保管方法までを解説

保税倉庫による管理と保証が充実している

ウイスキー投資において最も気をつけなければならないのは、管理方法と災害や盗難に対する対策と保険です。

購入したカスクはイギリス歳入庁による登録番号が付与され、保税倉庫内で厳重に管理されます

専門家が定期的に樽をチェックし、徹底的な品質管理がなされるので、個人で管理するよりも遥かに信頼性が高いといえるでしょう。

また、火災は過去に一度しか起きておらず、災害でウイスキー樽が失われたときの損害保険もかけられています

盗難に対する保険も完備していますが、保税倉庫の歴史でカスクが盗難されたことは一度もありません。

ウイスキー樽は持ち運び可能ではありますが、ボトルとは異なり非常に重く、登録番号が付与されているため転売不可能です。

歴史上、盗難が起きたことがないことが納得できる対策が整っています。

リスクに対する対策と保証が充実しているため、カスク投資はウイスキー投資の中でも優れた投資方法といえるのです。

まとめ

ボトル投資にはデメリットとリスクがありますが、カスク投資ではそのリスクをできる限り対策し、軽減しているため、ウイスキーに投資する有力な方法となっています。

ウイスキー投資に限らず、株式であっても不動産であっても投資にはリスクが存在するため、そのリスクをできる限り軽減できる方法で安全性を高めることが重要です。

カスク投資を含むウイスキーへの投資方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

今ウイスキー投資がおすすめである3つの理由と投資のやり方について

ウイスキーを樽で買う!無料特典付きウェビナーのご紹介

SNSで最新情報をお知らせ
Contact

ウイスキーカスクの購入、Barでの取り扱い、取材・インタビュー、事業提携のご相談など
お気軽にご連絡ください