【現地レポート】創設者キャンベル夫妻と8ドアーズ蒸溜所に迫る!!
- 造り手
- 蒸溜所(海外)
2021年より株式会社ロッテから販売されている日本のクラフト酒チョコレート「YOIYO」。
過去十数回にわたり日本各地の蒸溜所や酒造メーカーとコラボし、日本のクラフト酒を包んだチョコレートとして数量限定で販売しています。
今回は福島県の安積蒸溜所とのコラボで、昨年秋に発売された「YOIYO [安積蒸溜所] オリジナルウイスキー安積」について、ロッテ担当者と安積蒸溜所 製造担当 黒羽さんにお話を伺いました!
また、YOIYO [安積蒸溜所] オリジナルウイスキー安積は期間・数量限定で2024年3月31日までの販売となっておりますので、皆さんぜひお買い求めください!
YOIYO(ヨイヨ)は、2021年よりロッテが手掛けている日本のクラフト酒チョコレートです。商品のコンセプトは「日本に酔うチョコレート」。全国各地から選りすぐったお酒をロッテの高度な技術でチョコレートに融合させています。
ウイスキーだけでなく、ジンや日本酒とのコラボも展開しており、どのシリーズも期間・数量限定で販売され、大変人気の商品となっています。
商品名 | YOIYO/日本のクラフト酒チョコレート |
シリーズ開始 | 2021年4月 |
過去コラボ | ウイスキー ・YOIYO[マルス信州蒸溜所]駒ヶ岳 ・YOIYO[マルス信州蒸溜所]屋久島 ・YOIYO[厚岸蒸溜所]芒種 ・YOIYO[厚岸蒸溜所]立冬 ・YOIYO[静岡蒸溜所]782 ・YOIYO[マルス津貫蒸溜所]シングルモルト ・YOIYO[厚岸蒸溜所]大雪 ・YOIYO[厚岸蒸溜所]大雪テリーヌ ・YOIYO[三郎丸蒸留所]稲垣貴彦セレクション ジン ・YOIYO[桜尾蒸留所]GIN LIMITED 日本酒 ・YOIYO酒ガナッシュ[青木酒造]雪男 |
購入方法 | YOIYO|LOTTE GROUP公式オンラインモール |
公式HP | 『YOIYO』ブランドサイト |
株式会社ロッテの社名は、ドイツの文豪ゲーテが著した名作「若きウェルテルの悩み」の中に登場するヒロイン「シャルロッテ」に由来します。「お口の恋人」というメッセージには、「永遠の恋人」として知られる彼女のように、世界中の人々から愛される会社でありたいという願いが込められています。
会社名 | 株式会社ロッテ |
創業 | 1948 年 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-1 |
公式ホームページ | 株式会社ロッテ 公式ホームページ |
安積蒸溜所は福島県にある東北最古の蒸溜所で、所有者の笹の川酒造は日本酒も造られている酒造メーカー。
笹の川酒造は「風」の酒蔵、そして安積蒸溜所は「風」の蒸溜所と呼ばれています。磐梯おろしという季節「風」や澱みや濁りを吹き払うみちのくの北「風」、やわらかな薫りをのせて吹く春「風」、そして「風」景や働く従業員の方々の「風」通しなど、様々な「風」を大切にしています。
蒸溜所名 | 笹の川酒造安積蒸溜所 |
本社創業 | 1765 年 |
所在地 | 福島県郡山市笹川1 丁目178 |
電話番号 | 024-945-0261 |
蒸溜所見学 | 原則水曜日14:00〜 要予約(電話、メールで3日前まで) ※公式HPやお電話でお問い合わせください。 |
Dear WHISKY:
YOIYOシリーズはどのようして始まったのですか?
ロッテ担当者:
以前からロッテECサイトのオリジナル商品を出したいと考えており、お酒チョコレート市場の伸長は意識していました。
また、新型コロナウイスの影響でEC販売の需要が伸びていたことや、おうち時間増加に伴いその時間をより豊かなものにしたいというニーズが高まっていましたため、そのニーズに対応した商品が何かできないかと考え、「チョコレートにお酒を閉じ込める」というロッテの技術を生かした商品としてYOIYOシリーズは始動しました。
Dear WHISKY:
ロッテの強みを生かした商品なんですね!YOIYOのベースになるような商品はあったのでしょうか?
ロッテ担当者:
ロッテから発売している商品に、Rummy(ラミー)やBacchus(バッカス)などの洋酒入りチョコレートがあります。長い歴史があり、多くのお客様から愛され続けているロッテの人気商品になります。バッカスはリキッドタイプのお酒をチョコレートに閉じ込める商品になっておりまして、この商品がYOIYOのベースになっています。実はお酒を薄いチョコレートで包むことは非常に難しい技術なのです。
Dear WHISKY:
YOIYOという名前にはどのような意味が込められているのですか?
ロッテ担当者:
お酒入りチョコレートとして、夕暮れの黄昏時や夕食後の夜に楽しんでいただきたいという思いから、「良い宵」という言葉からYOIYOと名付けました。お酒に酔うだけでなく、良い夜(よ)など色々な意味も込められています。
Dear WHISKY:
「よいよ」という言葉にも多くの意味が込められているのですね!
ロッテ担当者:
また、ご家族やご友人にこの商品を広めてもらう際に、「これ良いよ」と言って勧めていただきたい、そういった意味合いもあります。名前に関しても、日本のクラフト酒チョコレートなので、和の雰囲気を感じられるようにしました。
Dear WHISKY:
YOIYOシリーズのコンセプトは何ですか?
ロッテ担当者:
「日本に酔うチョコレート」です。日本には、まだ皆様が知らない魅力が多くあると思います。その知らない日本の1つに、清らかな水と土地に根付いた原料、伝統の技が生んだお酒の味わいが挙げられます。丁寧につくられたお酒を、一粒のチョコレートにぎゅっと詰めましたので黄昏時や夕食後に、ふらりと旅に出るような気分でおとなにこそ食べていただきたいです。まさに、「さあ、ほろよい気分で、よい夜を。」過ごしていただきたいという気持ちを表したコンセプトです。
Dear WHISKY:
日本のお酒に焦点を当てたのはなぜですか?
ロッテ担当者:
YOIYOシリーズが始まったのがちょうどコロナの時期で、旅行に行きたいけど行けないというような時代でした。そういった中でロッテでは、家で過ごす時間をより豊かにするために何か提案できないかという思いがありました。そこで、日本各地のお酒を取り入れたチョコレートを作ることで、その土地ごとの風土を味わっていただけるのではないかと考えました。
Dear WHISKY:
パッケージデザインにはどのようなこだわりがありますか?
ロッテ担当者:
お酒好きの方は、通常は蒸溜所や酒蔵見学に出かけて旅行を楽しむことが多いと思います。しかしながら、コロナの時代にそれが難しい状況下で、お酒が生み出される自然環境を感じていただくために、パッケージに各地の風景の写真を使用しました。
Dear WHISKY:
どのシリーズも非常に美しい風景が使用されていますね!
ロッテ担当者:
日本各地の風景を取り込むことで、手に取っていただいた方の会話のネタとして、その土地に思いを馳せて「日本に酔う」という体験をしていただきたいです。例えば、夫婦の夕食後の会話のきっかけにしていただくなどして、おうち時間を豊かにしていただきたいという思いも込められています。
Dear WHISKY:
最近のコラボでは風景だけでなく、お酒そのものに焦点を当てたパッケージも出てきたと思うのですが、これにはどのような変化があったのでしょうか?
ロッテ担当者:
YOIYOシリーズは、回を重ねるごとにお酒好き、特にウイスキーファンの皆様にも喜んでいただけるようになりました。その中で、お酒要素が伝わりやすいパッケージの声が増えており、最近ではお酒要素を取り入れたデザインのパッケージも徐々に増やしています。
一般の人がなかなか入れない蒸溜所内部の写真なども取り入れ、お酒好きの方にとっては喜んでいただけるようなパッケージになっていると考えています。
Dear WHISKY:
過去の商品でウイスキーとのコラボが多いのはなぜですか?
ロッテ担当者:
現在、ウイスキーは注目を集め、お酒の中でもブームとなっています。チョコレートに包むお酒において、ウイスキーのような蒸留酒は相性が良く、美味しいマリアージュが期待できます。
コラボを重ねるごとに、ウイスキーファンを中心に商品が注目され、ウイスキーとのコラボが中心になっていきました。
Dear WHISKY:
ウイスキー以外にもジンや日本酒ともコラボしていますが、以前からウイスキー以外のお酒とのコラボも構想していたのですか?
ロッテ担当者:
はい。日本に酔うチョコレートとして、当初からウイスキー以外のお酒も考えていました。
Dear WHISKY:
ジンや日本酒などの低いアルコール度数のお酒は、どのような工夫をしたのですか?
ロッテ担当者:
ジンの場合、アルコール度数を高めて、チョコの香り立ちに負けないように仕上げました。
日本酒の場合、生チョコやガナッシュチョコのようなやわらかい品質にしています。一般的な生チョコは生クリームを使用してやわらかなチョコレートを作りますが、YOIYOではあえて生クリームを使わず、その分、日本酒を多く配合することにこだわりました。チョコに負けず日本酒を感じられるマリアージュにしています。
Dear WHISKY:
他のチョコレート商品に比べYOIYOシリーズの商品開発ならではの難しさはありますか?
ロッテ担当者:
通常の製品を開発する際には、原料メーカーさんと原料の選定を行ない製品を作ります。しかし、YOIYOではお酒メーカーさんにコラボのお話から始め、貴重なお酒をチョコレート用に手配いただくお願いになるのが大変ですね。貴重なお酒なだけに試作も大変です。
Dear WHISKY:
貴重な原酒だからこその難しさがあるのですね。
ロッテ担当者:
原酒の量やそれを出すタイミングなど、様々な観点が全て合致することでできる企画なので、コラボ先のお酒メーカーさんとも何度も議論を重ねていきます。そういった意味でYOIYOは非常に特殊な商品だと感じます。
Dear WHISKY:
多くの苦労の中でも、特にこだわった点はありますか?
ロッテ担当者:
実際に蒸溜所や酒蔵に足を運ぶことですね。
この経験は通常の商品開発では得難いもので、現地に行くことで理解できることは多く、かなり踏み込んだ奥行きのある体験ができます。完成した商品に土地の風土を感じてもらうことを意識して、商品開発しています。
Dear WHISKY:
実際にお酒造りの現場を見る中で、印象に残っていることはありますか?
ロッテ担当者:
お酒の造り手の方々と現場で直接、お酒造りの説明や思いをお聞きしたことです。YOIYOは造り手の方々との協力の元に開発できるものなので、開発のプロセスでそういったお話しを伺い、チョコに仕上げていくことには大きなやりがいを感じます。造り手の方々との議論を通して良好な関係を築くことができ、再度コラボをさせていただくこともあります。
Dear WHISKY:
今回初めて安積蒸溜所とコラボするに至ったのにはどのような背景があったのでしょうか?
ロッテ担当者:
安積蒸溜所は1980年代の地ウイスキーブームで「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と呼ばれていた「チェリーウイスキー」を造っていたところで、長く特別な歴史があることに魅力を感じました。また、安積蒸溜所のウイスキーがWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)を受賞したりするなど世界的にも評価されているウイスキーであるため、また美味しい YOIYO が作れるのではないかと思いお声をかけさせていただきました。
Dear WHISKY:
今回のコラボでは、安積蒸溜所のどのようなウイスキーを使用されたのですか?
ロッテ担当者:
今回のコラボで使わせていただいたお酒は、5樽からチョコレートに合うように特別にブレンドしていただいたものです。
このような貴重な形でコラボさせていただいたので、新しいチャレンジにも取り組みたいと思い、通常のリキッドタイプに加え、酒ガナッシュというチョコレートでもコラボさせていただきました。以前に日本酒を使った酒ガナッシュを出したことがあったのですが、今回初めてウイスキーを使った酒ガナッシュを作ることが出来ました。
Dear WHISKY:
初めてのウイスキーの酒ガナッシュの開発において、こだわったポイントはありますか?
ロッテ担当者:
お酒とチョコレートのバランスをとることがおいしさの肝になってくるので、微調整を重ねてこだわり抜きました。アルコール度数が高いと乳化しにくくなってしまうため、レシピや製法では特に苦労しました。
Dear WHISKY:
YOIYO[安積蒸溜所]オリジナルウイスキー安積は、どのような味わいや特徴がありますか?
ロッテ担当者:
この度いただいたウイスキーがノンピーテッドタイプで芳醇な香りがする優しい味わいでした。日本酒を長年造られている酒造さんなので、ほのかな吟醸香やフルーティーさが感じられました。そういった繊細な香りをしっかり表現できるように、チョコレートとのバランスを整えて作りました。安積ウイスキーのメープルシロップのような甘さとシナモン系のスパイシーな余韻を引き出し、バランスの整ったミルクチョコレートがウイスキーとの心地よいマリアージュを生み出しています。
Dear WHISKY:
酒ガナッシュである「YOIYO酒ガナッシュ[安積蒸溜所]オリジナルウイスキー安積」はどのような味わいなのでしょうか?
ロッテ担当者:
酒ガナッシュはチョコレートにウイスキーが直接練りこんである分、お口の中でウイスキーとチョコレートのマリアージュを最初から感じることができるかと思います。また酒ガナッシュは冷蔵庫から出したてで食べたり、室温で少し待ってから食べるなど、色々な温度で食べていただくのもおすすめです。口の中でとろけさせてお酒の広がりを楽しんでいただけます。
Dear WHISKY:
チョコレートの開発以外で、安積蒸溜所とのコラボならではの取り組みはありますか?
ロッテ担当者:
今回初めて、使用したウイスキーをロッテでも販売いたしました。YOIYOのためにブレンドした特別なウイスキーに、「山桜シングルモルトジャパニーズウイスキー安積YOIYOエディション」という名前を付けて、安積蒸溜所さんに生産いただきました。YOIYO用のウイスキーをロッテが販売するのは今回初めての取り組みです。
Dear WHISKY:
チョコレートだけではなくウイスキーだけの楽しみ方まであるのですね!
オリジナルウイスキーはチョコのパッケージのデザインにも反映されているのでしょうか?
ロッテ担当者:
今回は安積YOIYOエディションの販売もあり、全体的にウイスキーに焦点を当てたデザインに仕上げました。安積蒸溜所のボトルラベルには会津磐梯山がシルエットになっている特徴があります。このデザインはWWAでラベルのデザイン賞を受賞しているので、ぜひその要素も巧みに取り入れたいと考えていました。
Dear WHISKY:
ボトルのデザインは、どのようにパッケージへ取り入れたのですか?
ロッテ担当者:
パッケージにあるボトルの写真をよく見ていただくと、磐梯山がボトルに裏写りしている仕掛けがあります。こういった小さな要素からも安積蒸溜所のウイスキーと土地の魅力が感じられて、日本に酔えるようなデザインにしました。
こだわり抜かれたチョコレートと共に貴重な安積蒸溜所のウイスキーをぜひ堪能していただけたらと思います。
Dear WHISKY:
今後どのような種類のお酒とのコラボを考えていますか?
ロッテ担当者:
これからもウイスキーとのコラボを基盤に展開していく予定です。YOIYOは特にウイスキー愛飲家の方々を中心に好評をいただいており、そのような方々にアプローチすることが深いファン作りにつながると考えています。
現在、日本国内では蒸溜所も次第に増加しており購入者から色々な声が寄せられているため、今後もウイスキーとのコラボを継続していきます。
Dear WHISKY:
2024年の「YOIYO」はどのようなシリーズ展開をしていきたいですか?
ロッテ担当者:
今年の4月に日本のクラフト酒チョコレートYOIYOは4年目を迎えます。
今まで通りウイスキーとのコラボは続けつつも、今年は今までとは違う形での商品を生み出したいと考えていて、このシリーズをより多くの方々へ広げるような企画・施策をしたいと考えています。今までにもウイスキー以外に、ジンや日本酒といったコラボを行ってきたことや、過去に出したテリーヌタイプから今回のガナッシュタイプまで様々バリエーションのコラボを行いましたので、この節目の年にYOIYOの可能性を皆様にお届けしたいです。
Dear WHISKY:
これからYOIYOの商品開発を、どのような思いで取り組んでいきたいですか?
ロッテ担当者:
ウイスキーの味わいを追い求めつつ、チョコレートの味わいも追及し続けるという思いです。そして、味わいを追求し続けることで日本のクラフト酒チョコレートYOIYOの存在と魅力をより多くの方に知っていただきたいと思っています。
現在、お酒という側面から多くの方に興味を持っていただいていますが、チョコレートとしての側面からも興味を持っていただけられたらと思います。
Dear WHISKY:
今回は安積蒸溜所とのコラボでしたが、次回はどのようなコラボ商品が発売されるのでしょうか?
ロッテ担当者:
2024年1月23日にYOIYOシリーズ新商品である、
第14弾『YOIYO[厚岸蒸溜所] ウイスキー白露』と第15弾『YOIYOテリーヌ[厚岸蒸溜所]ウイスキー白露』を発売しました。
厚岸蒸溜所とのコラボは6回目で、今年で3年連続のコラボになります。
Dear WHISKY:
次回は厚岸蒸溜所なんですね!こちらの商品の味わいについて教えていただけますでしょうか?
ロッテ担当者:
第14弾厚岸蒸溜所コラボのYOIYOはあえてチョコレートの溶けるスピードを遅くなるように配合したため、白露の柑橘系のやさしい香りの後にチョコレートの甘さがとろけていくようになっています。仕上がりとしては、ウイスキーとチョコレートがどちらも引けを取らない味わいです。
Dear WHISKY:
第15弾もテリーヌタイプが発売されるとのことですが、第10弾の『YOIYO[厚岸蒸溜所]大雪テリーヌ』とはどのようなところが異なるのでしょうか?
ロッテ担当者:
第15弾の『YOIYOテリーヌ[厚岸蒸溜所]』はくるみが使われており、その食感がアクセントになっています。
またオレンジ果汁を微量に配合しているので甘味と酸味が絶妙にマッチし、白露の柑橘感のある香りと調和したテリーヌになりました。
ロッテグループ公式オンラインモールにて、YOIYOシリーズを2000円以上購入で
『厚岸シングルモルトウイスキー白露フルボトルが当たる!キャンペーン』を実施しています。
こちらも是非チェックしてみてください。
Dear WHISKY:
最後に、Dear WHISKYの読者に向けてメッセージをお願いします!
ロッテ担当者:
今回この記事を読んでいただいてYOIYOという商品の裏側まで知っていただけたのではないでしょうか。
興味を持っていただけたらウイスキーとチョコレートとのマリアージュの面白さを感じていただきたければ幸いです。またバーテンダーさんなどのプロの方たちにはぜひ味わっていただいて、評価していただけたらと思います。
多くの皆様が、「YOIYO」とともに「良い宵」を過ごせることを願っています。
今回、ロッテの「YOIYO」とコラボした笹の川酒造 安積蒸溜所の製造担当・黒羽さんからDear WHISKYに特別にコメントをいただきました!
今回のコラボについて、ウイスキーの造り手からの視点でチョコレートとウイスキーのコラボについてお話をお伺いしましたので、併せてご覧ください!
Dear WHISKY:
山桜シングルモルトジャパニーズウイスキー安積YOIYOエディションは、どのような味や香りを目指しましたのでしょうか?
黒羽さん:
安積のモルト原酒の特長は、シトラス系の酸味があるフルーティさと考えております。だからこそ、安積の特徴的なフルーティさが良く出ている5年以上の熟成を行っている原酒を5樽厳選しブレンドしました。
YOIYO[安積蒸溜所]は、その特徴的なフルーティさを活かすようなチョコレートを目指して作っていただきました。
Dear WHISKY:
チョコレート向けのウイスキーをブレンドした際にいつもと異なる点や特徴はありますか?
黒羽さん:
通常ブレンドする際はピーテッド原酒も数パーセント用いてブレンドいたしますが、今回はノンピート原酒のみの構成になっております。ピーテッド原酒を入れなかったことによって、よりクリアに安積蒸溜所の特徴的なシトラス感のあるフルーティさが感じられたのではないかと思います。
Dear WHISKY:
実際に完成した YOIYO[安積蒸溜所] を味わったとき、率直にどのように思いましたか?
黒羽さん:
口の中でチョコレートとウイスキーが合わさり味わいが完成することの面白さや、相性の良さに驚きました。感覚的に感じるアルコール感は穏やかで気づけば2つ3つと続けて食べてしまうほどに美味しいです。
これからも頑張った日の自分へのご褒美に、夜リラックスしながら食べたいと感じますね。
Dear WHISKY:
Dear WHISKYの読者へ最後に一言メッセージをお願いします!
黒羽さん:
味わいは優しく、アルコール感も穏やかで食べやすいので、普段ウイスキーを飲まない方にも是非食べていただきたいです。
もちろんチョコレートだけで味わうのも良いですが、紅茶と合わせて楽しむのもシトラス感のあるフルーティさとマッチしていておすすめです。
今回のインタビューでは、ロッテと安積蒸溜所とのコラボ商品について、ロッテ担当者と安積蒸溜所 製造担当 黒羽さんにお話を伺いました!
ロッテがこれまで手掛けてきたお酒を使用したチョコレートの歴史や、蒸溜所とコラボした商品開発におけるこだわりなどを知ることができました。これからのYOIYOシリーズにも目が離せませんね!
皆さんもぜひYOIYOを食べながら、ウイスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか!