ハイコースト蒸留所
- スウェーデン
- ヴェステルノールランド
2024.02.08
エリア | スペイサイド |
---|---|
設立年 | 1966年 |
所有者 | エンペラードル・ディスティラーズ社 |
蒸留器 | 初留x3基、再留x3基 |
仕込み水 | サブタレーニアンの泉 |
年間生産量 | 400万リットル |
ブレンド銘柄 | フュインドレーター、ホワイト&マッカイ |
輸入元 | コルドンヴィール |
蒸溜所ツアー | なし |
公式サイト | https://www.tamnavulinwhisky.com/ |
蒸留所の正式名称は、タムナヴーリン・グレンリベット。グレンリベットとつけるのは、かつてのスペイサイドの流行で、ジョージ・スミスが1824年に創業したグレンリベットの名声にあやかろうとしたからです。19世紀後半には20近くの蒸留所がつけていたほど。タムナヴーリンは1966年の創業で新しいですが、あえてグレンリベットとつけたのは、正真正銘リベット川のほとりに建つからです。ゲール語で「丘の上の水車」の意味で、実際丘の家に名前のもととなった粉挽き用の水車小屋がありました。
エンペラドール・ディスティラーズ社傘下のホワイト&マッカイ社は当初、所有している蒸留所でシングルモルトブランドである「ダルモア」「ジュラ」を大きく売り出し、「フェッターケアン」も重視することにしていたため、タムナヴーリンはブレンデッドウイスキーの生産を支えることがメインでした。しかしながら、蒸留所創設50周年記念の「タムナヴーリン ダブルカスク」を発売したことがきっかけで日の目を見るようになり、無名だった蒸留所が異例の成功をおさめます。シングルモルトも今後力を入れていき、シェリー樽やワイン樽など様々なフィニッシュをすることで、更に進化をしていく蒸留所といえるでしょう。