スコッチの蒸留所名は発音しづらいものが多いですが、このグレンギリーもその一つ。 創業は1797年(1785年説もあり)、東ハイランドに現存する蒸留所としては最古のひとつ。グレンギリー蒸溜所は、アバディーンの北西、東ハイランドのオールドメルドラム村という小さく美しい村に所在しています。蒸溜所のある一帯は古くからの大麦の主産地で、アバー、ディーン州の穀物庫と言われていたほど。ハイランドモルトをはぐくんできた原料となる大麦が豊富に手に入ることから、古くからウイスキーづくりが行われていました。 蒸溜所名のグレンギリーとは「谷間の荒れた土地」という意味です。蒸留所は220年の間に何度かオーナーが変わり、現在はビームサントリー社が所有しています。以前の生産量は年間約100万リットルほどでしたが、現在では140万リットル近くまで増えてきています。これは2009年にパッケージデザインを一新し、多くのシングルモルトをリリースしたこともきっかけと言われています。古典的なハイランドモルトとして味の評価が高い蒸留所です。
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