グリュートヒュッタン
- スウェーデン
- ウップランド
2024.02.13
エリア | ハイランド |
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設立年 | 1824年 |
所有者 | エンペラードル・ディスティラーズ社 |
蒸留器 | 初留x2基、再留x2基 |
仕込み水 | ケアンゴルムの2つの泉 |
年間生産量 | 320万リットル |
ブレンド銘柄 | ホワイトマッカイ |
輸入元 | 明治屋 |
蒸溜所ツアー | あり |
公式サイト | https://www.fettercairnwhisky.com/ |
ヴィクトリア時代を代表する政治家、ウィリアム・グラッドストーンゆかりの蒸留所が、東ハイランドのフェッターケアン蒸留所となります。4度の首相を務め、大英帝国時代の繁栄を築いた人物の1人で、創業者から6年後の1830年にこの蒸留所を手に入れるジョン・グラッドストーンの末子でした。1939年まで100年以上にわたって、この蒸留所を経営していましたが、グラッドストーン家であり、歴代首相の中でも最もスコッチ産業に精通した首相と言われています。
フェッターケアンは、ブレンデッドウイスキーのホワイトマッカイの原酒として使われることが多く、同じく主要モルトである「アイル・オブ・ジュラ」や「ダルモア」の陰に隠れがちですが、しっかりと自己主張をする美味しいシングルモルトです。特に長期熟成させたフェッターケアンには、濃厚で魅惑的な風味を放つものもあります。
フェッターケアン蒸留所のスチルは、初留が2基、再留が2基の計4基が設置されています。注目すべきは再留釜のネックの部分に、この蒸留所オリジナルの冷却器がとりつけられている点。冷水をシャワーのように吹きかける、興味深い構造になっています。