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【イベントレポート】鹿児島を代表する2つの蒸溜所のイベントに行ってきました!

2024.01.16 / 最終更新日:2024.01.16

2023年11月12日(日)に、鹿児島を代表する嘉之助蒸溜所マルス津貫蒸溜所でイベントが行われました!嘉之助蒸溜所は熟成酒の先駆けとして、マルス津貫蒸溜所は約100年以上に渡る本坊酒造の第二の蒸溜所として、鹿児島のみならず世界各国からも注目を浴びている蒸溜所です。

その2つの蒸溜所が同日にイベントを開催し、鹿児島県民の方はもちろん、県外からも多くの方が会場に足を運んでいました。当日は蒸溜所間をつなぐシャトルバスも出ていたため、蒸溜所間を約40分で行き来することができ両イベントとも大盛況でした!

今回のレポートでは両イベントの概要や様子をお届します!ぜひご覧ください!

併せてお読みください!

日置・嘉之助蒸留祭

嘉之助蒸溜所とは

嘉之助蒸溜所は、2017年に小正醸造株式会社によって設立されました。2021年8月からは小正嘉之助蒸溜所株式会社へと分社して経営しています。
広々とした敷地には、コの字型の2階建ての本棟があり蒸留設備の他、眺めの良いバーやオリジナルグッズを扱うショップなどを設け、蒸溜所に訪れた方々が楽しめるような様々な工夫が施されています。
母体である小正醸造株式会社は1883年の創業以来、ウイスキーと同様に蒸留酒である焼酎造りを行っています。中でも、1957年に二代目・小正嘉之助が手掛けた長期貯蔵米焼酎「メローコヅル」が熟成焼酎の先駆けとして愛されています。

嘉之助蒸溜所入口

嘉之助蒸溜所概要

蒸溜所名 嘉之助蒸溜所
会社名 小正嘉之助蒸溜所株式会社
所在地 鹿児島県日置市日吉町神之川845-3
代表取締役社長 小正 芳嗣 様
所長 中村 俊一 様
お問い合わせ先 090-201-7700
メールアドレス info@kanosuke.com
その他 蒸溜所見学はこちらから

日置・嘉之助蒸留祭2023の様子をお届け!

4年ぶりの開催となったイベント

4年ぶりの開催となった「日置・嘉之助蒸留祭2023」。今年は日置蒸溜蔵嘉之助蒸溜所の2会場での実施となり、各会場では、愛飲家の方からお酒の初心者の方、さらにはお子様まで、来場される全ての方が楽しめるような催しが企画されていました。

日置蒸溜蔵と嘉之助蒸溜所

日置蒸溜蔵では、新焼酎・ジン・リキュールの振る舞い(チケット制)及び販売、仕事体験・キッズイベント、日置蒸溜蔵フリー見学、蒸留祭限定焼酎の販売&ワークショップ、新鮮野菜の販売が行われました!

嘉之助蒸溜所では、ウイスキーの試飲、バーテンダーさんによるオリジナルカクテルの提供、テイスティング付きウイスキー講座、フードコート、嘉之助蒸溜所フリー見学、樽廃材などを活用したキッズイベント、樽チャーリングなどの実演、蒸留祭限定ウイスキーの抽選販売申込みが行われました!

チャーリングの様子

大盛り上がりのブースをご紹介

ウイスキー試飲ブース

ウイスキー試飲ブースでは、『メローコヅル エクセレンス』『シングルモルト嘉之助』や、12月1日に販売が開始された『嘉之助 HIOKI POT STILL』の構成原酒などを試飲することができました。多くの方が、蒸溜所のスタッフと交流しながら、ウイスキーの試飲を楽しんでいました!

嘉之助 HIOKI POT STILL を堪能

『嘉之助 HIOKI POT STILL 51% 700ml』は、日置蒸溜蔵にて独自の製法、単式蒸留器で造られた原酒を、嘉之助蒸溜所の熟成庫で熟成させて出来上がったウイスキーです。アイリッシュポットスチルにインスパイアされた、新感覚のジャパニーズスタイルポットスチルは、焼酎造りで培った技術を活かして造った原酒の個性が光り、『シングルモルト嘉之助』とは一味違う力強くも優しいウイスキーに仕上がっています。

ウイスキー試飲ブースの様子

バーテンダーさんによるウイスキーやカクテルの提供

チケット制で、バーテンダーさんによるウイスキーやオリジナルカクテルの提供も行われました。各々が広大な東シナ海を眺めながら、バーテンダーさんが作るカクテルを堪能しました!

広大な東シナ海を背景にお酒を提供するバーテンダーさん

美味しい料理の販売も!

会場では、お酒だけでなくキッチンカーによる食べ物の販売も行われました!そのため、お酒を飲むことのできない子どもたちも美味しい料理を満喫して、イベントを楽しんでいました。

特製黒豚ハヤシライスなどを販売するキッチンカー

イベント限定ボトルの抽選申し込みまで!

本イベント参加者限定で、蒸留祭2023限定ボトルの抽選申し込みも行われました!大盛況で多くの方が申込みブースに殺到しておりました!

本ボトルの原酒は、焼酎リチャーカスクにて3年間熟成された後、ラムカスクにて2年半追熟されました。バニラやラムレーズンに加え、レモンマーマレードやオレンジといった柑橘感もあり、柔らかな甘さと程よいビター感が絶妙なバランスに仕上がったウイスキーとなっています。

日置・嘉之助蒸留祭に参加した方だけが抽選申し込みできたイベント限定ボトル

 

津貫蒸溜所祭り

マルス津貫蒸溜所とは

1872年(明治5年) 、鹿児島・津貫の地に創業した本坊酒造は、1985年、長野にマルス信州蒸溜所を設立し、ウイスキー事業を本格化させていきました。ウイスキー需要の低迷や回復など、時代の波に翻弄されながらもウイスキーを造り続け、2016年に津貫にも第二の蒸溜所を設立しました。薩摩半島南西部の山間に位置する津貫では、盆地という特徴的な地形による寒暖差が原酒の熟成を早く進め、力強さを後押しします。さらに、鹿児島特有のシラス台地の山から流れ出る柔らかな水が、原酒を特徴づけています。

マルス津貫蒸溜所外観

マルス津貫蒸溜所概要

蒸溜所名 マルス津貫蒸溜所
会社名 本坊酒造株式会社
所在地 鹿児島県南さつま市加世田津貫6594
代表取締役社長 本坊 和人 様
所長 折田 浩之 様
お問い合わせ先 0993-55-2001
FAX 0993-55-2002
その他 蒸溜所見学はこちらから

津貫蒸溜所祭り2023の様子に迫る!

「津貫蒸溜所祭り2023」も4年ぶりの開催となりました。出来立て焼酎の無料試飲や、鹿児島限定のウイスキーをお得に楽しめるイベントでした!
ブレンダーによるウイスキーの楽しみ方についてのセミナーなどといったお酒に関する催しはもちろん、ステージでのパフォーマンス、飲食店の出展ブースなども設けられ、訪れた人たちはお酒を片手に楽しいひと時を過ごしていました!

シニアアドバイザー・本坊和人さんによる焼酎蔵見学ツアーの様子

大盛況のブースをご紹介

試飲ブース

会場には、ウイスキーや焼酎、カクテルの試飲ブースがありました。各ブースには多くの来場者が集まり、自分の好きなお酒を楽しんでいました!

下記写真に写る『HHAE』は、2016年11月のマルス津貫蒸溜所の開設を記念した鹿児島限定の商品です。南国らしいややピーティーな香味が楽しめるライトテイストなブレンデッドウイスキーです。南から吹く風をイメージして、マルス津貫蒸溜所のブレンダーがアレンジして造りました。
また、「HHAE(はえ)」とは、九州地方でよく用いられる南風(はえ)の呼名に由来します。

また、『岩井 トラディション』は、岩井ポットスチルが稼働して半世紀、マルスの生みの親「岩井喜一郎」氏へ尊敬と感謝の念を込めたブレンデッドウイスキーです。複雑で心地よい香りが特徴的で、口当たりは優しく柔らかい反面、ボディーがしっかりしていて熟成感が感じられるウイスキーとなっています。

ウイスキーの試飲ブース

グルメ屋台・物販ブースも!

会場には、美味しい食べ物や、地元の特産品を販売するブースもありました。多くの方が、お酒だけでなく、美味しい料理を食べたり地元特産品の購入をしたりして楽しんでいました!

みかんを販売する地元企業の様子

記念ボトルの抽選販売の受付まで!

会場では記念ボトル抽選販売受付も行われました!記念ボトルには、『シングルモルト津貫 7th Anniversary of MARSTSUNUKI DISTILLERY』『Japanese GIN 和美人 Port Cask Finish』の2種類がありました。

草野辰郎さんによるセミナーも開催

本坊酒造株式会社チーフディスティリングマネージャー兼ブレンダーの草野辰郎さんによるウイスキーセミナーが、旧津貫小学校 多目的ホールにて、午前と午後の2回に渡り開催されました!参加者は記念品が貰え、テイスティングもすることができ、セミナー会場も非常に賑わっていました!

イベント限定で運行されたシャトルバス

まとめ

以上、日置・嘉之助蒸留祭と津貫蒸溜所祭りのイベントレポートでした!当日は、強風だったにも関わらず、多くの方が会場に足を運び、両会場ともに大盛況でした!また、嘉之助蒸溜所もマルス津貫蒸溜所も蒸溜所見学を行っているので、気になった方はぜひ蒸溜所に、そして、来年も開催される本イベントに足を運んでみてください!
今後も、鹿児島を代表する嘉之助蒸溜所と津貫蒸溜所のウイスキー造りに注目していきたいです!

併せてお読みください!

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