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ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)の種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.08.30 / 最終更新日:2023.08.30

ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)は、スペイサイド地域で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。

当初はブレイス・オブ・グレンリベットという蒸溜所とブランド名でしたが、混同を避けるためにブレイヴァルという名称になりました。

グレンリベットを想起させるようなスペイサイド地域の特徴であるフルーティーな味わいが楽しめるシングルモルトとなっています。

この記事では、ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)の種類と味わいを紹介
  • ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)のおすすめの飲み方を解説

ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)とは

ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)は、スコットランドのスペイサイド地域にあるブレイヴァル蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。

ペルノリカール社のシークレットスペイサイドコレクションでオフィシャルのシングルモルトウイスキーが販売されており、こちらではブレイズ・オブ・グレンリベットの名称となっています。

スペイサイドを象徴するフルーティーな味わいが特徴的であり、オフィシャルボトルでは長期熟成らしい洗練された風味を楽しめます

ブレイヴァルの概要と製造方法を見ていきましょう。

ブレイヴァルの概要

ブレイヴァル蒸溜所は、1973年に設立された蒸溜所であり、スコットランドでも多く存在したグレンリベットの名を借りようとした蒸溜所のひとつであり、当初はブレイズ・オブ・グレンリベットを名乗りました。

当時の所有者であったシーグラム社はグレンリベットに強いこだわりを持っており、蒸溜所には最新の設備が導入され、増設も惜しみませんでした。

しかし、1994年にはブレイズ・オブ・グレンリベット蒸溜所は、グレンリベットとの混同を避けるため、解消を余儀なくされました。

2000年にはシーグラム社のウイスキー部門がペルノリカール社に買収されたため、ブレイヴァル蒸溜所もペルノリカール社の傘下となります。

ブレンデッドウイスキーではシーバスリーガル、パスポートの構成原酒であり、シングルモルトで飲んだことがある方は少ない銘柄かもしれませんが、間接的に飲んでいる方は多い銘柄です

シーバスリーガル、パスポートについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ブレイヴァルの製造方法

ブレイヴァル蒸溜所は、内部設備をコンピューター管理にし、自動化した効率的な製造方法を取る蒸溜所です

初溜では、エクスターナルヒーティングという加熱方式を採用しており、もろみを外部に取り出してから加熱し、再びスチルに戻す方法になります。

この加熱方法のほうがウイスキーの製造において効率的であることがわかっています。

そして、蒸溜所では熟成庫を持っておらず、樽の熟成はすべてキースにある熟成庫で行われているようです。

また、一部のウイスキー樽はボトラーズなどの外部の機関に売却されています。

ボトラーズでは蒸溜所からウイスキー樽を購入し、独自でボトル詰めしたシングルモルトをウイスキー愛好家に販売しています。

蒸溜所はボトラーズがウイスキー樽を購入することで、熟成の都合で利益を得るのに時間がかかるウイスキー製造において、稼働を続けるための資金調達が可能になるのです。

ウイスキー樽を購入し蒸溜所に貢献することは、ボトラーズだけでなく、近年では日本から誰でもできるようになりました。

カスク・インベストメント」ではブレイヴァルを含む、スコッチウイスキーの樽を購入可能であり、「ボトリングサービス」により、ご自身のオリジナルウイスキーボトルを作成し、飲むことが可能です。

ブレイヴァル蒸溜所の詳細はこちらのページで紹介しています。

ブレイヴァル蒸留所 - Braeval DISTILLERY

ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)の種類と味わい

ブレイヴァルの種類と味わいを紹介します。

  • ブレイズ・オブ・グレンリベット 25年
  • ブレイズ・オブ・グレンリベット 27年
  • ブレイズ・オブ・グレンリベット 30年
  • ブレイヴァル 8年 ポートホグスヘッド ザ・イリデセント・カスク 2014

ブレイズ・オブ・グレンリベット 25年

画像引用:https://www.secret-speyside.com/ja-jp/collection/braes-of-glenlivet/

ブレイズ・オブ・グレンリベット 25年は、ブレイヴァルがブレイズ・オブ・グレンリベットの名称であったときに造られた原酒を使用していることから、旧名が採用されているオフィシャルボトルのシングルモルトです。

甘いココナッツの風味が特徴であり、オレンジやメロンのようなフルーティーな香りが感じられます。

25年と長い熟成年数となっていますが、ブレイズ・オブ・グレンリベットのオフィシャルボトルのシリーズのなかでは熟成年数が最も短くなっています

ブレイズ・オブ・グレンリベット 27年

画像引用:https://www.secret-speyside.com/ja-jp/collection/braes-of-glenlivet/

ブレイズ・オブ・グレンリベット 27年は、27年熟成のブレイズ・オブ・グレンリベット時代の原酒を使用したボトルです。

りんごやバナナの香りと、バタースコッチの風味が感じられるクリーミーな味わいがあります。

ワンランク上のブレイズ・オブ・グレンリベットを飲みたい方におすすめです

ブレイズ・オブ・グレンリベット 30年

画像引用:https://www.secret-speyside.com/ja-jp/collection/braes-of-glenlivet/

ブレイズ・オブ・グレンリベット 30年は、30年熟成の原酒を使用した最高クラスのブレイズ・オブ・グレンリベットです。

トロピカルでマンゴーの風味があるのが特徴的であり、アルコール度数は50%を超えるカスクストレングスによるボトル詰めです。

最高クラスのブレイズ・オブ・グレンリベット自体のブレイヴァルを飲みたい方におすすめになります

ブレイヴァル 8年 ポートホグスヘッド ザ・イリデセント・カスク 2014

画像引用:https://www.saketry.com/112929.html

ブレイヴァル 8年 ポートホグスヘッド ザ・イリデセント・カスク 2014は、1つの蒸溜所の蒸溜年と熟成年数が全く同じ原酒であっても、カスクの種類を変えることで変わる味わいを追求したボトラーズブランドです。

ポートワインのホグスヘッド樽で熟成されたブレイヴァルは、フルーティーでありながらドライな味わいとなっており、甘酸っぱいスパイスが感じられます。

ブレイズ・オブ・グレンリベット時代ではなく、現在のブレイヴァルを飲むならボトラーズに頼るのが良いでしょう

ブレイヴァル(ブレイズ・オブ・グレンリベット)のおすすめの飲み方

ブレイヴァルのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • トワイスアップ

それぞれ詳しく解説します。

ストレート

ブレイヴァルは、特にブレイズ・オブ・グレンリベット時代のボトルは熟成年数が長いことから、ストレートでそのまま味わうのがおすすめです。

ストレートでも飲みやすいフルーティーな味わいとそれぞれのボトルの特徴がわかることでしょう

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

トワイスアップ

トワイスアップ

基本的にはストレートを推奨しますが、飲みにくい場合は数滴の加水をすると良いです。

トワイスアップであれば、フルーティーな香りが立ちやすくなり、アルコール度数も下がります

ウイスキーの飲み方は1本のボトルでさまざまな方法を試せるので、ストレートや少しの加水で飲んでから、ご自身が合うと思う飲み方があれば試すことをおすすめします。

まとめ

ブレイヴァルは、ブレイズ・オブ・グレンリベットから改称していますが、代表的なオフィシャルボトルはブレイズ・オブ・グレンリベットの名で販売されています。

熟成年数も長く、入手難易度も高いため、飲む場合はボトラーズに頼るのもおすすめです。

基本的には製造当時の名称がボトルに反映されているため、ブレイズ・オブ・グレンリベットの場合は古く、ブレイヴァルの場合は新しい原酒が使用されています。

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