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バーボンとウイスキーの違いは? 味わいの特徴とおすすめ銘柄を紹介

2024.03.29 / 最終更新日:2024.04.04

お酒について知っていく中で、バーボンとウイスキーはなにが違うのか疑問を持った人もいるかもしれません。

簡単に説明すればバーボンはウイスキーの種類の一つであり、バーボンはその中でも知名度が高いことからウイスキーとは別の独立したお酒と思われることがあります。

種類が豊富なウイスキーですが、反対にブランデーとウイスキーは共通点はあっても違うお酒であるため、お酒を知るなら種類を正しく理解したいところです。

この記事では、バーボンとウイスキーの違いを解説したうえで、バーボンウイスキーの味わいの特徴や味を理解できるおすすめ銘柄を紹介します。

この記事のポイント

  • バーボンとウイスキーの違いを紹介
  • バーボンの味わいの特徴や味を理解できるおすすめ銘柄を解説

バーボンとウイスキーの違い

バーボンとウイスキーの違いは、バーボン自体がアメリカンウイスキーの種類の一つであるため、違いはなく同一のお酒です。

ウイスキーには、スコッチ、アメリカンなど、国ごとに種類が分けられています。

さらにアメリカンウイスキーは、特定の条件を満たして製造したウイスキーをバーボン、ライなどに分類しています。

肉で例えるなら、牛肉、鶏肉、豚肉などの種類があり、牛肉の中でも特定の部位はカルビ(バラ)と呼ばれ単体でも知名度が高いです。

つまり、バーボンとウイスキーの違いを聞くことは、カルビと肉の違いを聞いているようなものになります。

バーボンはウイスキーの種類の一つであり、バーボンウイスキーであることを理解したうえで、バーボンに興味を持ったなら味わいの特徴について理解しておきましょう

同じアメリカンウイスキーでバーボンウイスキーとライウイスキーの違いについて知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

バーボンウイスキーとライウイスキーの違いは? 6つのおすすめ銘柄も紹介

バーボンの味わいの特徴

バーボンというお酒に興味を持った方は、バーボン全体の味わいの特徴を理解しておきましょう。

バーボンウイスキーはとうもろこしを主原料にしているウイスキーであり、ライ麦、小麦をブレンドして複数の穀物を使用します。

とうもろこしは51%以上使用する必要があり、反対に80%以上とうもろこしを使用したウイスキーはコーンウイスキーと呼ばれます。

バーボンウイスキーの味わいは、アメリカンホワイトオークの新樽で熟成し、樽の熟成によって得られる風味によってバニラとキャラメルを思わせるような甘く力強い味わいです

とうもろこしを主原料としていることから、なめらかな口あたりであり、飲みやすい印象を持つウイスキーとなっています。

ただし、原料の比率によって味わいは変化することから、銘柄によって味わいに個性が出ることになります。

甘みのある銘柄が多いことから、ウイスキーを初めて飲む人でも飲みやすいため、バーボンはお酒をあまり飲み慣れていない人も気に入りやすい味わいを持っているといえるでしょう。

ウイスキーの原料についてはこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーの原料はモルト(大麦)だけではない! 種類によって変わる味わいとは?

バーボンの味を理解できるおすすめ銘柄

バーボンの味に興味を持った方や、バーボンの味わいが気に入った方は、バーボンの醍醐味を体験できる銘柄を飲んでみましょう。

今回はバーボンを代表するおすすめ銘柄を紹介します。

  • メーカーズ・マーク
  • ジムビーム ハニー
  • ワイルドターキー 8年

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メーカーズ・マーク

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/085246500576

メーカーズ・マークは、全国のコンビニ・スーパーなどで販売されている手軽に購入できる銘柄であり、バーボンの飲みやすさを実感できる味わいがあります。

バニラを思わせる香りには、ハチミツやオレンジなどのフレーバーが伴います。

ふっくらした小麦のまろやかな甘みが特徴となっており、シルクのようになめらかな口あたりから女性からの人気が高いバーボンです。

飲みやすいバーボンから飲んでみたい方はこちらのメーカーズ・マークから挑戦してみましょう

メーカーズ・マークの種類と味わい、おすすめの飲み方

ジムビーム ハニー

画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5060045583062/

ジムビーム ハニーは、典型的なバーボンウイスキーの特徴を持つバーボンを代表する銘柄であるジムビームにハチミツの風味を加えて飲みやすくしたボトルです。

ジムビームは、バーボンらしいバニラやキャラメルのような力強い味わいがありますが、セメダインとも表現される薬品香やアルコール感の強さから初めて飲む人は飲みにくいかもしれません。

この様な飲みにくさをハチミツを加えることで緩和しており、まろやかで飲みやすい味わいに仕上げています。

バーボンは銘柄によっても飲みやすさが異なることから、飲みやすいバーボンを選びたい場合は、ジムビーム ハニーのように特定のフレーバーを加えたウイスキーを選ぶこともおすすめです

ジムビームの種類と味わい、おすすめの飲み方

ワイルドターキー 8年

画像引用:https://www.wildturkey.jp/our-products/

ワイルドターキー 8年は、バーボンの力強い味わいを堪能したい場合におすすめの銘柄であり、パンチの強さを重視したウイスキーです。

ナッツのような香ばしさ、ピリッとしたスパイスの刺激があり、ハーブの爽やかな香りがあります。

バニラとキャラメルの濃厚なパンチのある甘みに、フルーツを思わせる優しい甘みも感じられるため、ウイスキーらしい複雑な風味が味わえます。

飲みごたえがありながら、飲みやすさも両立したボトルであるため、本格的なバーボンの味わいを試してみたい場合はワイルドターキーに挑戦してみましょう

ワイルドターキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

まとめ

ウイスキーの中でもバーボンは色々な角度から考えても特別なポジションにいるウイスキーとなってきています。

現在のバーボン以外のウイスキーは、伝統的な熟成樽であったシェリー樽の数が減ったことから、バーボンを熟成させたバーボン樽を使用して熟成させることが主流となっているからです。

バーボン以外の現在生産されているスコッチなどの別のウイスキーも、使用する熟成樽を考えるならバーボンなしでは製造できなかった銘柄も多いです。

バーボンは、ウイスキーという枠組みとは別物として認識してしまうほど影響力のあるお酒といえるでしょう。

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