新宿の高層ビル街から離れた新宿御苑から少し歩くと、落ち着いた街並みの中にひっそりと地下へと続く階段があります。その階段を降りた先にあるのがBar Adagioです。店内には、美しいクラシック音楽が流れ、贅沢な時間を過ごすことができます。訪れた人は皆、上質な音楽とお酒に身を委ねる至福のひとときを楽しめることでしょう。
小学生の頃からトランペットをずっとやっており、音楽大学に進学しました。大学でクラシックを勉強する傍ら、バーでアルバイトをしておりました。卒業後は、都内のBarでの修行を積み、2018年にBar Adagioをオープンいたしました。 「adagio(アダージョ)」という言葉はイタリア語が語源の音楽用語で、「ゆっくりと、ゆったりと」という意味があります。ご来店いただいたお客様には、都会の喧騒から離れ、日常を忘れてゆったりとくつろいでほしいのです。そんな想いから「Bar Adagio」と名付けました。 Bar Adagioにはメニューがございません。お客様との会話の中で、ぴったりのお酒を見つけ出します。一番のおすすめはウイスキーの水割りですが、ハイボールやフルーツを使ったカクテルもお作り致します。
私は水割りを作る上で水の品質に特に注目しています。多数の水を試しましたが、鹿児島の温泉水が私の目指す水割りに今のところ最良と感じています。 しかしながら、水、氷、ウイスキーはそれぞれ比重が異なるため、それらを単純に混ぜるだけではうまく調和しません。そこで、私は水割りを作る際に、水、氷、ウイスキーの比重を考慮しながら、どのように調和させるかを常に意識しています。10分、15分という時間が経っても味に変化がないような、一定のクオリティを保った水割りを作り出すことが目標です。
トランペットとホルンの響のボトル
エイコーン社25周年記念ボトル
店内へ入ると、そこはもう別世界のように、日常とは切り離された美しい空間でした。福永さんおすすめのモンキーショルダーの水割りを実際に作って頂いたのですが、所作の一つ一つが本当に美しく、見ているだけで魅了されてしまいました。頂いた水割りは、水と氷、そしてウイスキーが完璧に混ざり合い、とても爽やかでまろやかな味わいでした。ウイスキーの楽しみ方として、水割りはとても興味深く、奥深いものだと初めて知りました。ウイスキー、水、氷、そしてグラスのすべてにこだわった最高の水割りを楽しむことができる、Bar Adagio。新宿御苑へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
水割りを作る福永さん
お店で「DearWHISKYを見た!」と伝えると、自家製生チョコレートかフルーツ1品が初回限定プレゼントとなります!
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