【イベントレポート】WHISKY FEST TAKAO 2022

2022年12月24日と25日に台湾で「WHISKY FEST TAKAO 2022」が行われました。このイベントは、世界中のウイスキーファンから注目されているイベントの1つで、日本の蒸溜所もブースやセミナー開催を行っているイベントです。
今回はこのイベントについてと実際のイベントの様子をお伝えしようと思います。
イベントに参加できなかった方や、イベントに今後参加してみたいという興味を持っている方に特に見ていただきたい記事です。ぜひ最後までご覧ください！

イベントのご紹介

12/24～25日に台湾・高雄の晶綺盛宴台鋁館で2年ぶりに「WHISKY FEST TAKAO（高雄威士忌嘉年華 ）」が開催されました。会場となった「晶綺盛宴台鋁館」は台湾・高雄に位置しており、結婚式場やBar、レストランが並ぶオシャレな新スポットです。
WHISKY FEST TAKAO（高雄威士忌嘉年華 ）とは2017年から（2021・2022年はコロナにより中止）毎年主催されている台湾のウイスキーイベントです。
2017・2018年はともに、高雄の「85ビル」で行い、それぞれ約1,000名、約1,300名の来場者数を記録しています。
台湾最大規模のウイスキーイベントであり、約半数が海外からの来客を記録した年もあるなど、海外からの注目度も高く、世界中のウイスキーファンが注目するイベントとなっています。

世界中から注目されているウイスキーイベント

イベントレポート

開催前情報

WHISKY FEST TAKAOは2つのイベントスペースがあります。
1つ目は出展ブースで、今回は台湾、日本、アメリカ、スコットランドの蒸溜所、Bar、酒屋がそれぞれのブースでウイスキーを提供しました。
2つ目がマスタークラスです。マスタークラスとは、ウイスキーの専門的な知識を学ぶセミナー形式のイベントです。主に日本、台湾のバーテンダー、酒屋の方が講師を務めた本クラスでは、多くのウイスキーファンが、ウイスキーの造り手や繋ぎ手のお話に熱心に耳を傾けていました。
今回のイベントでは、ウイスキーの購入や飲み比べだけでなく、ウイスキー業界のスペシャリストの方々が講師を務めるセミナーなども開催され、充実したイベントとなりました。
（なんと1日目のチケットは売り切れとなりました！）

チケットが完売するほど注目度！

出展ブース

今回のイベントには、世界各国から41もの蒸溜所やBar、酒屋が出展し、世界中のウイスキーを試飲、比較、購入することができました。日本からは長濱蒸溜所、本坊酒造、松井酒造が出展し、日本各地のウイスキーも楽しむことができました。

長濱蒸溜所

長濱蒸溜所のブースでは「長濱シングルモルト」を試飲させていただきました！
とてもクラシックな味で、モルトの味を長い時間味合うことのできる美味しいウイスキーでした。

長濱蒸溜所　出展ブース

本坊酒造

本坊酒造のブースでは、「岩井」と「The lucky Cat」を試飲させていただきました。「岩井トラディション」はほんのり甘く、優しいタッチでとても飲みやすい味でした。
The Lucky Cat シリーズは、本坊酒造の社長が猫好きなため開発されたものであり、現在6シリーズがリリースされています。ラベルには一見ウイスキーかどうか分からないような可愛い猫がプリントされており、ウイスキーに馴染みのない方でも、つい手に取ってみたくなるような雰囲気を醸し出していました。実際に試飲してみても、とてもほんのりとした甘さがゆっくり広がっていく大変飲みやすく美味しいウイスキーでした。

本坊酒造　出展ブース

松井酒造

松井酒造のブースでは、「倉吉ピュアモルト」と「松井シングルモルト」を試飲させていただきました！
「倉吉ピュアモルト」はほんのり甘苦い味を感じましたが、フィニッシュはとてもさっぱりとしていました。飲んだ後のさっぱりとした余韻が非常に印象に残っています。

その他にもスコットランドのDouglas Laing & Coや、台湾の艾雷重擊など著名な企業も出展していました。世界各国のウイスキーをその場で飲み比べることができる貴重な機会となりました。

松井酒造　出展ブース

マスタークラス

「マスタークラス」とはウイスキーの専門的な知識を学ぶセミナー形式のイベントです。
今回のイベントでは日本と台湾の蒸溜所・Barの方々によるセミナーが開かれました。
計7種のクラスが開かれ、1つ1つのコースで全く違う体験ができるタイムテーブルでした。

日本ブース

日本からは「DramLad & Co」、「Bar NON Peat」、「ガイアフロー株式会社（静岡蒸溜所）」、「長濱浪漫ビール株式会社（長濱蒸溜所）」がそれぞれセミナーを開講しました。台湾開催のウイスキーイベントでありながら、日本のウイスキーの造り手・繋ぎ手の方々によるセミナーは大変人気を博していました。
ガイアフロー株式会社（静岡蒸溜所）の中村大航さん、長濱浪漫ビール株式会社（長濱蒸溜所）の伊藤啓さんらのクラスは特に人気が高く、複数のクラスで1,500元以上（約6,500円〜）という高額にも関わらずチケットが売り切れていました。

ガイアフロー株式会社（静岡蒸溜所）　セミナー告知

出典：https://www.facebook.com/WhiskyfairTAKAO?mibextid=LQQJ4d

長濱蒸溜所　セミナー告知

出典：https://www.facebook.com/WhiskyfairTAKAO?mibextid=LQQJ4d

台湾ブース

台湾からは、「ELITXIR珍稀酒飲」、「麥立得利酒」の2企業が開講していました。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で2年ぶりに開催された「WHISKY FEST TAKAO 2022」では、過去2回を超える来場者数を記録しました。年齢・性別関係なく様々な方々が参加しており、多くのウイスキーファンが一堂に会するイベントとなりました！
みなさんも2023年のWHISKY FEST TAKAOにぜひ参加されてみてはいかかでしょうか？
自分の好みのウイスキーに出会えること間違いなしのイベントです！

大盛況のイベント会場内案内ボード