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【独占インタビュー】ガイアフロー株式会社 at 静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022

2023.02.28 / 最終更新日:2024.02.27

今回は、10月8日と9日に開催された静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022にて、ガイアフロー静岡蒸溜所・社長である中村大航さんへインタビューを実施したので、その様子をお伝えします!

併せてお読みください!

主催者について

ガイアフロー株式会社 代表取締役 中村大航 様について

2012年に大好きなウイスキーの本場スコットランドのアイラ島を訪問して、ベンチャーの小規模ウイスキー蒸溜所を見学したことがきっかけに、ウイスキーを自らの手で造ることを決意。
ウイスキー製造に先がけ、2013年よりガイアフロー株式会社にて、ウイスキーの輸入販売事業をスタートする。翌2014年、静岡市玉川地区に蒸溜所の建設を決め、ウイスキー製造を目的としたガイアフローディスティリング株式会社を設立。 2016年、ガイアフロー静岡蒸溜所を竣工し、製造免許を取得、ウイスキーの製造を開始。静岡らしさの詰まったウイスキーを世に送り出すため、様々な試みを実践している。

ガイアフロー株式会社について

社名 ガイアフロー株式会社
蒸溜所 ガイアフロー静岡蒸溜所
場所 静岡県静岡市葵区落合555番地
公式サイト http://www.gaiaflow.co.jp/blog/

インタビュー

今回のイベントについての想い

Dear WHISKY:
静岡クラフトビール&ウイスキーフェアは、新型コロナウイルスの影響から3年ぶりの開催、初の屋外での開催ですね。

中村さん:
今回のイベントも直前まで開催できるか不安でしたが、多くのお客さんに集まっていただき、ほっとしています。

Dear WHISKY:
このイベントの意義、このイベントにかける想いについてお聞かせください。

中村さん:
このイベントは静岡でクラフトビールやウイスキーをよりたくさんの人に飲んでもらいたい、知ってもらいたい、愛してもらいたいという想いで始めました。
静岡では最近、街中でクラフトビールの生樽を出すお店がとても増えました。クラフトビールの醸造所も増えています。地方都市としてはクラフトビールの盛り上がりが著しい場所だと感じています。ウイスキーには熟成が必要で、すぐに商品ができるわけではないので、これからという感じですが、ウイスキーの蒸溜所も多くあります。
静岡は、元々地酒(日本酒)が盛んな地域であり、酒文化が発展している地域だと思います。お酒を飲んで楽しむという文化を洋酒の方でも広めていきたいということでこのようなイベントも開催しています。静岡のウイスキーやクラフトビールの文化がさらに発展していってほしいという想いをこめています。

静岡県内にある蒸溜所

Dear WHISKY:
新型コロナウイルスの影響もありましたが、大盛況でしたね!
静岡には多くのウイスキー蒸溜所がありますが、静岡のウイスキーの特徴について教えてください!

中村さん:
静岡と一言で言っても、実際には各蒸溜所のある場所は様々です。
ガイアフロー静岡蒸溜所が標高約200mの場所に位置しているのに対し、富士御殿場蒸溜所は、富士山の麓の標高約600mの場所にあり、富士かぐや蒸溜所は富士山の西側に位置しています。井川蒸溜所はさらに山奥の標高約1200mの場所にあります。

Dear WHISKY:
色々な場所に蒸溜所が位置しているのがとても良くわかります!

中村さん:
同じ静岡県内ですが、バラエティにとんだ蒸溜所が存在します。それぞれ特徴のある面白いウイスキーを造っています。
それでいて同じ県内なので距離は近く、蒸溜所同士の横の繋がりもあります。そういった意味でも静岡はウイスキー業界でも面白い場所だと思います。

ジャパニーズウイスキー業界について

Dear WHISKY:
近年ジャパニーズウイスキー全体が国際的に高く評価されていますが、今後のジャパニーズウイスキー業界の盛り上がりについては率直にどう思われますか?

中村さん:
日本でウイスキーが広く親しまれるようになったのは良いことだと思います。ただ、ウイスキー造りを熟知されている方や、経験の豊富な方が少ないという印象もあります。そのため業界として、どうやったら良いウイスキーができるのかということがあまり周知されていない部分があります。
しかし、ウイスキーというお酒にリスペクトを持って造らなければ質の高いウイスキーは造れません。そこは今後の課題かなと感じます。

今後の展望

Dear WHISKY:
それでは、最後にガイアフローさんの今後の展望やチャレンジしていきたいことについてお聞かせください。

中村さん:
ガイアフローは、今シングルモルトのラインナップとブレンデットも含めて当初予定していた商品のラインナップがリリースできる状況になりました。ウイスキー造りに関しては、毎年レベルアップさせていますが、販売の方も、輸出を含めて色々な場所に販売を始めています。どんな人間がどんなものを造っていて、それはどんな味がするのかということを皆さんに体験していただける機会を作ることを地道にやっていきます。今回のようなイベントもその一環です。

Dear WHISKY:
今後も同様なイベントを開催していくということですね!とても楽しみです!

中村さん:
何か革新的なことをするというよりは、少しずつ少しずつ成長していこうと考えています。
また、より多くの皆さんに工場に見学に来ていただきたいという思いもあります。そちらもアイデアがあるので少しずつ準備中といった形ですね。

まとめ

以上ガイアフロー中村社長へのインタビューでした!
今回静岡で開催されたこのイベントは2日間の開催ですがとても多くの人に楽しまれたものでした。
主催者である中村さんのイベントにかける想いやジャパニーズウイスキー業界についてのお考えなど知ることができる記事だったと思います。今回インタビューしたガイアフロー株式会社は11月27日に東京で、「ウイスキーフェア東京2022」というイベントを開催します!
そちらのイベントの記事もお楽しみに!

併せてお読みください!

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