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【インタビュー】ガイアフロー株式会社 at 静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022

2023.02.28 / 最終更新日:2023.03.01

静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022

今回は、10月8/9日に開催された静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022にて、ガイアフロー静岡蒸溜所・社長である中村大航さんへインタビューを実施したので、その様子をお伝えします!
当日のイベントの様子についてはこちらから!

ガイアフロー株式会社 代表取締役 中村大航 様

2012年に大好きなウイスキーの本場スコットランドのアイラ島を訪問して、ベンチャーの小規模ウイスキー蒸溜所を見学したことがきっかけに、ウイスキーを自らの手でつくることを決意。
ウイスキー製造に先がけ、2013年よりガイアフロー株式会社にて、ウイスキーの輸入販売事業をスタートする。翌2014年、静岡市玉川地区に蒸溜所の建設を決め、ウイスキー製造を目的としたガイアフローディスティリング株式会社を設立。 2016年、ガイアフロー静岡蒸溜所を竣工し、製造免許を取得、ウイスキーの製造を開始。静岡らしさの詰まったウイスキーを世に送り出すため、様々な試みを実践している。

インタビュー

静岡クラフトビール&ウイスキーフェアは3年ぶりの開催・初の屋外での開催となりました。今回のイベントの意義、このイベントにかける思いについてお聞かせください

中村社長
このイベントは、静岡でクラフトビールやウイスキーをよりたくさんの人に飲んでもらいたい、知ってもらいたい、愛してもらいたいという思いで始めました。
静岡では最近、街中でクラフトビールの生樽を出すお店がとても増えました。クラフトビールの醸造所も増えています。地方都市としてはクラフトビールの盛り上がりが著しい場所だと感じています。
ウイスキーは熟成が必要で、すぐに商品ができるわけではないので、これからという感じですが、ウイスキーの蒸溜所も多くあります。

静岡は、元々地酒(日本酒)が盛んな地域であり、酒文化が発展している地域だと思います。お酒を飲んで楽しむという文化を洋酒の方でも広めていきたいということでこのようなイベントも開催しています。静岡のウイスキーやクラフトビールの文化がさらに発展していってほしいという思いをこめています。

新型コロナウイルスの影響で過去2年間開催ができませんでした。今年も直前まで開催できるか不安でしたが、多くのお客さんに集まっていただき、ほっとしています。

新型コロナウイルスの影響もありましたが、大盛況でしたね!
静岡には多くのウイスキー蒸溜所がありますが、静岡のウイスキーの特徴について教えてください!

中村社長
確かに静岡には多くの蒸溜所がありますが、静岡と一言で言っても、実際には、各蒸留所のある場所は様々です。

我々のガイアフロー静岡蒸溜所が標高約200mの場所に位置しているのに対し、富士御殿場蒸留所は、富士山の麓の標高約600mの場所にあり、富士かぐや蒸留所は富士山の西側に位置しています。井川蒸留所はさらに山奥の標高約1200mの場所にあります。

同じ静岡県内ですが、バラエティにとんだ蒸溜所が存在します。それぞれ特徴のある面白いウイスキーを造っています。それでいて同じ県内なので距離は近く、蒸溜所同士の横の繋がりもあります。そういった意味でも静岡はウイスキー業界でも面白い場所だと思います。

同じ静岡県内でも、様々な環境の蒸溜所が存在するのは魅力的ですね!
また、近年静岡のウイスキーだけでなく、ジャパニーズウイスキー全体が国際的に高く評価されていると思います。新たにクラフト蒸留所を設立したり、日本酒蔵がウイスキー造りに挑戦するといった動きも多くみられます。
そのような日本のウイスキー業界の盛り上がりについてはどうお考えでしょうか??

中村社長
ウイスキーは、これまで飲んだことのない人も多く、マイナーなお酒というイメージがあったかもしれません。そこに今脚光が当たっていて、ビジネスとして取り組もうとしている方々も多くなってきている。それは業界の盛り上がりとして良いことではあると思います。

ただ、ウイスキー造りを熟知されている方や、経験の豊富な方が少ないという印象もあります。業界として、どうやったら良いウイスキーができるのかということがあまり周知されていない部分があります。しかし、ウイスキーというお酒にリスペクトを持って造らなければ質の高いウイスキーは造れません。そこは今後の課題かなと感じます。

日本のウイスキー業界も盛り上がっていますが、これからという部分もありますね。
ありがとうございます!
それでは、最後にガイアフローさんの今後の展望やチャレンジしていきたいことについてお聞かせください。

中村社長
ガイアフローは、今シングルモルトのラインナップとブレンデットも含めて当初予定していた商品のラインナップがリリースできる状況になりました。ウイスキー造りに関しては、毎年毎年レベルアップさせていますが、販売の方も、輸出を含めて色々な場所に販売を始めています。どんな人間がどんなものを造っていて、それはどんな味がするのかということを皆さんに体験していただける機会を作ることを地道にやっていきます。今回のようなイベントもその一環です。

何か革新的なことをするというよりは、少しずつ少しずつ成長していこうと考えています。
また、より多くの皆さんに工場に見学に来ていただきたいという思いもあります。そちらもアイデアがあるので少しずつ準備中といった形ですかね。

工場見学も予定されているんですね!楽しみです!
今回はお忙しい中ありがとうございました!

以上ガイアフロー中村社長へのインタビューでした!
ガイアフローは11月27日にも東京でイベントを開催します!
そちらのイベントもお楽しみに!

ガイアフロー静岡蒸溜所概要
【社名】ガイアフロー株式会社
【蒸留所名称】ガイアフロー静岡蒸溜所
【場所】静岡県静岡市葵区落合555番地
【HP URL】http://www.gaiaflow.co.jp/blog/

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