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【インタビュー】江井ヶ嶋酒造 at 静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022

2022.12.10 / 最終更新日:2023.01.27

静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022

今回は、10月8/9日に開催された静岡クラフトビール&ウイスキーフェア 2022にて、
江井ヶ嶋蒸留所・所長である中村裕司さんへインタビューを実施したので、その様子をお伝えします!
当日のイベントの様子についてはこちらから!

江井ヶ嶋酒造 中村裕司様

江井ヶ嶋酒造 杜氏 / ウイスキー蒸留所長
一級酒造技能士
冬は清酒、夏はウイスキー造りの醸造界の二刀流として活躍するお酒造りのエキスパート

インタビュー

静岡クラフトビール&ウイスキーフェアは3年ぶりの開催・初の屋外での開催となりました。今回、静岡クラフトビール&ウイスキーフェアに参加されたきっかけを教えてください!

中村さん
ガイアフローさんとは昔からのお付き合いがありまして、コロナ前の第1回の時からずっと参加しています。ガイアフローの中村社長とは、彼がガイアフローを立ち上げる前から親しくさせて頂いています。

静岡という蒸留所から離れた場所でのイベントですが、江井ヶ嶋蒸留所さんの、このイベントにかける思いについて教えてください!

中村さん
我々は兵庫県の小さな蒸留所ですので、営業マンが多くいるわけでもなく、テレビのコマーシャルができるわけでもありません。ですから、静岡の方にも、あかしのウイスキーを知ってもらうことができる非常に大切な機会であると思っています。

ありがとうございます!
ウイスキー造りには、歴史・気候なども大きく関係すると思うのですが、江井ヶ嶋蒸留所さんならではのアピールポイントを教えてください!

中村さん
まず、免許取得が日本最古である点です。免許の取得は1919年です。創業して、蒸留を開始したのが1961年です。また、当社は瀬戸内海に面しておりまして、会社のフェンスを飛び越えたらすぐ海岸に出られる程近い場所にあるので、ソルティーな風味に仕上がっています。また、製造方法ですが、当社は元々清酒を生業としているので、その技術を生かしたウイスキー製造が他社とは違っています。

清酒での醸造技術を、ウイスキーに応用しているのですね!
最近では、ジャパニーズウイスキーが海外の主要なコンテストで賞を受賞するなど、ジャパニーズウイスキーが国際的に高く評価されていると思うのですが、日本のウイスキー業界・蒸留所の盛り上がりに対する思いはありますか?

中村さん
我々は昔からやっているので、正直今の状態にびっくりしている状況です。会社としてもわからない間にどんどん生産量や出荷量が増えています。もちろんありがたいと思うのですが、少し危険だとも思っています。作れば売れるという状態なので、新規参入なさってる方も出てきています。もちろん新規参入なさってる方でしっかりと美味しいものを作りあげている蒸留所さんも多い一方で、そうではない方々も見られる部分もあります。これから淘汰されていき、生き残りになっていくんだろうなと思っております。 負けないように、我々も頑張って行かないといけないと思います。

最後に、今後の江井ヶ嶋蒸留所さんの将来の展望や今後の目標をお聞かせください。

中村さん
今後の目標と言われると具体的には難しいんですけど、やはり、皆さんに喜んでもらえるような、美味しいウイスキーをまず作っていくことですよね。皆さんに美味しい、手に取りやすい商品を作っていく、それがやはり一番の目標ですね。

本日はありがとうございました!

以上、江井ヶ嶋蒸留所・所長の中村裕司さんへのインタビューでした!
次回の記事もお楽しみに!

江井ヶ嶋蒸留所概要
【社名】江井ヶ嶋酒造株式会社
【蒸留所名称】江井ヶ嶋蒸留所
【場所】兵庫県明石市大久保町西島919
【HP URL】http://www.ei-sake.jp/index.html

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