2月19日(日)に埼玉県秩父市にて「第10回秩父ウイスキー祭」が開催されました! イベントには日本の蒸溜所やインポーターの方だけでなく、海外の蒸溜所やボトラーズメーカーも大集合! 多くの来場者も訪れており、ウイスキーブームを肌で感じるイベントでした!
秩父ウイスキー祭は、「ウイスキーの文化・愉しみを世界に広げたい」というコンセプトのもとお酒を愛する有志の方たちによって毎年埼玉県の秩父で開催されています。2014年2月に第1回が開催されてから2023年で第10回目の開催となる歴史のあるイベントです。今回のイベントは第8回、9回をオンラインで開催してきた中で久しぶりのオフライン開催となりました。
久しぶりのオフライン開催となった今回のウイスキー祭では、会場に国内外問わず多くのウイスキー好きの人たちが集まり、各々にウイスキーの試飲やウイスキーに関するセミナーへの参加など楽しんでいました!
2023年2月19日(日) 11:00~17:00
開場前の盛り上がりの様子
会場となる秩父神社や地場特産センターには、イベント開始の午前11時になる前から待ち焦がれていた多くのウイスキーファンが集まっていました。
試飲会場に入るとそれぞれのブースが多くの人であふれており、どこも大盛況でした。ウイスキーの試飲を楽しむ人や蒸溜所の特徴について生産者の方と話している人、さらにはセミナーでウイスキーについて学ぶ人など各々の楽しみ方でイベントを楽しんでいました。
出展している方と話をしながら知識も深めてウイスキーを楽しんでいました。
今回のイベントでは、ウイスキー初心者から上級者まですべてのウイスキーファンが楽しめるようなセミナーが多く開かれていました。それぞれのセミナーに多くの人が参加しており、オープンセミナーでは会場が一体となり大変な盛り上がりを見せていました。
私たちは入場者であればだれでも参加可能なオープンセミナーをいくつか観覧することができました!
開場してからすぐに開催されたこのセミナーは「秩父ウイスキー祭を10倍楽しむために」というテーマのもとウイスキーそのものの特徴や魅力を語るだけでなく、ウイスキーを生産する蒸溜所や蒸溜所周辺の豆知識を、秩父蒸溜所グローバルブランドアンバサダーの吉川さんが紹介していました。 このセミナーは、一般の方が壇上に上がりクイズに参加するような参加型のセミナーであり、多くの人がウイスキーに関する知識を楽しみながら学んでいたのが印象的でした。 また、壇上に上がった参加者にウイスキーの試飲が行われた際には観覧していた人からは試飲をうらやむ声が多く上がっており、非常に活気のあるセミナーとなっていました。
ウォームアップセミナーの様子
吉川 由美さん
1981 年栃木県生まれ。帝国ホテルにてバーテンダーとして勤務した後、2008 年に NY,そして 2011 年にスコットランドへ渡る。スペイサイドのウイスキーBar「ハイランダーイン」でバーテンダーとして従事し、その間アイラ島のブルイックラディ蒸溜所にてウイスキー造りに携わる。日本帰国後、(株)ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所にてブランドアンバサダーとして勤務。自社の商品の歴史、特色を対外的に発信している。また蒸留所の案内、イベント、ウイスキーのセミナーや講座をしたり、ブースに立って試飲をしていただきながら、商品の説明をされている。2019 年、ウイスキーマガジン社主催のアイコンズ・オブ・ウイスキーにて、ワールドウイスキー・ブランド・アンバザダー・オブ・ザ・イヤーを受賞。また、同年7月に(株)ハイランダーイン・ジャパンを設立し、代表を務める。
(株)ベンチャーウイスキー秩父蒸溜所 代表取締役社長 肥土 伊知郎氏
株式会社RUDDER RUDDER代表 北梶 剛氏
Adelphi and The Ardnamurchan Distillery アデルフィ社代表取締役 アレックス・ブルース氏
バカルディジャパン(株) アドボカシー 日高 康介氏 マーケティングマネージャー 柴田 宗紀氏
KOVAL DISTELLERY KOVALアジアブランドマネージャー 小嶋 冬子氏
パネラー 吉川 由美氏(秩父蒸溜所) and Guest
パネラー 皆川 達也氏 and Guest
株式会社 信濃屋食品 営業本部洋酒課チーフスピリッツバイヤー 秋本 勇達氏
ウイスキー評論家 山岡 秀雄氏 ウイスキー評論家、Whisky Mewスーパーバイザー 山岡 秀雄氏
MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 MHD シングルモルトアンバサダー ロバート ストックウェル氏
イベントの終盤には入場者であれば全員参加できるオープンセミナーステージで閉幕セレモニーが開かれました。 セレモニーではウォームアップセミナーでお話をされた吉川さんを中心としたバンドグループによるライブが開催されていました! 会場にいた人たちは参加者や出展者にかかわらず声援を送っており、会場は音楽グループのライブさながらの熱気に包まれていました。アンコールでは、秩父ウイスキー祭オリジナルの歌が披露され、会場の人たちはスクリーンに映し出された歌詞を見ながら一緒に歌い、熱気に包まれたまま「第10回秩父ウイスキー祭」は閉幕を迎えました。
以上、第10回秩父ウイスキー祭のイベントレポートでした! 今回のイベントは、3年ぶりのオフラインでの開催ということもありチケットは即日完売の大盛況のイベントとなりました! 出展者も参加者も国内に限らず、海外から多くの参加者がみられました。そんな中で参加者の皆さんは出展している人たちからのウイスキーにまつわるストーリーやこだわりなどの話を熱心に聞き、非常に盛り上がりを見せていました。ジャパニーズウイスキーの世界からの評価が高くなってきている中で、これからのさらなるジャパニーズウイスキーの発展を感じられる非常に有意義なイベントでした!
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