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サンピースウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方

2023.03.10 / 最終更新日:2023.03.10

サンピースウイスキーは、1846年創業の老舗酒蔵である宮崎本店から販売されている歴史あるブレンデッドウイスキーです。

戦後に開発されたウイスキーであることから、その名前には敗戦によって傷ついた日本の復興に対する願いが込められています。

2016年にリニューアルした影響により、モルトとグレーンの比率が変わり、さっぱりとした飲み口の食中酒にも向いている銘柄となりました。

この記事では、サンピースウイスキーの種類と味わい、おすすめの飲み方について紹介します。

この記事のポイント

  • サンピースウイスキーの種類と味わいについて紹介
  • サンピースウイスキーのおすすめの飲み方について解説

サンピースウイスキーとは

サンピースウイスキーとは、三重県四日市市楠町にある老舗酒造である宮崎本店が販売するブレンデッドウイスキーです。

長い歴史を持つ宮崎本店は、日本の復興に願いを込めてサンピースの名を持つウイスキーを世に送り出し、現在も販売を続けています。

爽やかなフローラルな香りが特徴的であり、口当たりが良く、後味が残りにくい味わいとなっています

サンピースウイスキーの歴史と製造方法について見ていきましょう。

江戸時代から続く老舗酒造と戦後の復興に対する願い

宮崎本店は1846年に創業した老舗酒造であり、弘化3年の江戸時代末期に三重県四日市市で創業しています。

日本酒や焼酎の製造をメインに行っており、キンミヤ焼酎宮の雪が主力商品となっています。

歴史ある酒造メーカーが初めてウイスキーの製造を行ったのは、第二次世界大戦後のことであり、日本は敗戦し、大きく傷ついた時代でした。

このような背景のなか、宮崎本店は日本の太陽が輝く未来と平和を願い「サン(太陽)ピース(平和)ウイスキー」と名付けます。

サンピースウイスキーは戦後から現在まで販売を続けられ、日本は高度経済成長期に入り、復興を果たしていくこととなります

戦後から長い時間が過ぎた現在でもサンピースウイスキーは販売されており、2016年にはリニューアルされ「サンピースウイスキー エキストラゴールド」となりました。

鈴鹿山系伏流水の加水による口あたりの良さ

サンピースウイスキーは、世界からの輸入原酒を中心とするモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。

輸入した原酒は5年の貯蔵期間を経て出荷される仕組みであり、モルト原酒とグレーン原酒の比率はリニューアル後と前で変化しています。

サンピースウイスキーの最大の特徴は、宮崎本店の主力商品であるキンミヤ焼酎にも使用されている鈴鹿山系伏流水を加水していることです。

鈴鹿山系伏流水は軟水であり、鈴鹿川源流の地下150mから引いています。

この水の最大の特徴は他の水と比較しても粒子が非常にきめ細やかであることにあり、ブレンドした原酒に馴染みやすい特徴を持っています

鈴鹿山系伏流水は、原酒が持つ本来の味わいを引き出したうえで、サンピースウイスキーの特徴である口当たりをなめらかにしてくれているのです。

また、加水することでアルコール度数を落としており、37%とウイスキーのなかでは低いアルコール度数を持ちます。

サンピースウイスキーの種類と味わい

サンピースウイスキーの種類と味わいについて紹介します。

  • サンピースウイスキー エキストラゴールド 1,800ml
  • サンピースウイスキー エキストラゴールド 600ml

サンピースウイスキー エキストラゴールド 1,800ml

画像引用:https://www.miyanoyuki.co.jp/other/

2016年にリニューアルされたサンピースウイスキーであり、一升瓶に入っているのが特徴になります。

リニューアルによりモルト原酒の使用率が高まり、爽やかな花のような甘い香りのなかにマスカットとレモンのような果実の香味も感じられます。

甘みの目立つ味わいで、アルコールによる刺激が薄く、ほろ苦い味わいが後から来ますがフィニッシュは短く、すっきりとしたなめらかな飲み口が特徴です。

サンピースウイスキーを初めて飲むならこちらのウイスキーを探してみましょう。

サンピースウイスキー エキストラゴールド 600ml

画像引用:https://www.yamaichi-mac.com/shopdetail/000000013588/

サンピースウイスキーをより低価格でお手軽に飲みたい場合は、こちらの600mlのボトルを探すことをおすすめします。

アルコール度数も同様に37%であり、容量と容器以外に変化はないので、ご自身に合わせて選択しましょう

サンピースウイスキーのおすすめの飲み方

サンピースウイスキーのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ハイボール
  • 水割り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハイボール

サンピースウイスキーの味わいがより爽やかになり、爽快感のある飲み口にしてくれるのがハイボールです。

鈴鹿山系伏流水の加水でアルコール度数の低いサンピースウイスキーは、ハイボールにすることでウイスキーを飲みなれていない方もより飲みやすい味わいに変化します

飲み方に迷って場合は、まずはハイボールにして飲むのが良いでしょう。

水割り

料理の味わいを邪魔しないすっきりとした飲み口であることから、水割りとの相性も良いです。

和食をはじめとする料理と合わせる際は、サンピースウイスキーの水割りを食中酒にするとウイスキーの味わいも料理の味わいも楽しみやすくなります

ウイスキーの水割りの作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど

まとめ

サンピースウイスキーは戦後の復興の願いを込めて作られており、長い歴史を持つ日本のウイスキーです。

日本のブレンデッドウイスキーでハイボールや水割りに適した銘柄は数多く存在しますが、サンピースウイスキーは良質な仕込み水を使うことによって、リーズナブルな価格でありながら高い質を実現している希少な銘柄になります。

興味を持った方は、一升瓶と通常のボトルの2種類からお好きなものを選んで飲み進めてみましょう。

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