インバーリーブン蒸留所

インバーリーブン蒸留所は、1938年にダンバートン蒸留所複合施設の一部として設立された比較的新しい蒸留所です。ハイラムウォーカー & サンズはこの蒸留所でブレンド用のシングルモルトを作っていました。ダンバートンの敷地はジョージ・バランタイン・アンド・カンパニーが所有しており、グレーンウイスキー生産用の連続蒸留器が設置されていました。インバーリーブンは「蒸留所」というよりも、主にグレーンウイスキーを生産する大規模なダンバートン蒸留所複合施設内の2つの蒸留器でした。美しいローモンド湖からの水を使用してシングルモルトウイスキーとグレーンウイスキーが製造されていました。

1991年にインバーリーブン蒸留所は解体されましたが、蒸留器は残存しています。近年、ブルックラディ蒸留所はポートシャーロットにあるロチンダール蒸留所を再開することを決定し、インバーリーブンからアイラ島に機械と蒸留器を輸送しました。ダンバートン自体も2002年に徐々に閉鎖された後に解体され、跡地は集合住宅となっています。