ナムバン湖の真水を仕込み水としてふんだんに使えることから、カリラ蒸溜所は1846年にヘクター・ヘンダーソンにより創業されました。ゲール語で「アイラ島の音」を意味するこの蒸溜所は、何度か経営に失敗したことがありましたが、1920年代には後にディアジオ社となるDCL社が経営することになり、安定した経営にかわっていきます。蒸留所はアイラ海峡に面した海岸にあり、伝統的な製法は今も維持されています。 蒸溜所の主な目的は、ブレンデッドウイスキー用のモルトを供給することであるが、限られたセレクションはシングルモルトとしてボトリングされます。現在の生産量は年間650万リットルですが、世界最大の売り上げを誇る「ジョニーウォーカー」のモルト原酒に使われているため、シングルモルトで使用されるのは全体のわずか5%のため、シングルモルトは流通量が極端に少なく希少です。 原料にはポートエレンでモルティングされた大麦を使用し、ナムバン湖のピーティーな水を使ったお湯に浸けこみます。潮の流れが激しいアイラ海峡は、ロブスターやカニなどの良い漁場となっていることもありカリラと魚介類との相性は抜群です。
ウイスキーカスクの購入、Barでの取り扱い、取材・インタビュー、事業提携のご相談などお気軽にご連絡ください