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笹の川酒造株式会社 - https://www.sasanokawa.co.jp/asaka-distillery/
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安積蒸留所 - 笹の川酒造

2022.05.28

基本情報

エリア 福島県
設立年 2016年
所有者 笹の川酒造
蒸留器 初留x1基、再留x1基
仕込み水 安積疏水
年間生産量 4万リットル
蒸溜所ツアー あり
公式サイト https://www.sasanokawa.co.jp/asaka-distillery/

ABOUT

安積蒸溜所の生産開始年度は2016年と新しいですが、1765年から酒造業を営む笹の川酒造が、1946年にウイスキー製造に乗り出したことから振り返れば歴史は古いです。同社は1980年代に、輸入したスコッチウイスキーと糖蜜をベースにした「チェリーウイスキー」を発売し、大きな成功を収めました。2015年、山口社長がジャパニーズウイスキーに対する世界的な需要の高まりにより、日本の酒造メーカーとしてウイスキーをつくる義務を感じていたことから、創業250周年記念に笹の川酒造は、本格的なジャパニーズモルトウイスキーの蒸留所を作ることを決めます。
資金が潤沢にあったわけではありません。資金的な負担を軽減するため、酒蔵を蒸留所に転用し、発酵タンクをウォッシュバックとして利用したりと、さまざまな工夫を凝らしました。新たに購入した設備はポットスチルとマッシュタンのみでした。2016年、安積蒸溜所として正式に始動します。

歴史

  • 1765年: 「安積蒸留所」を運営する笹の川酒造は、福島県郡山市で創業し250年以上に渡って続く老舗の酒造メーカー
  • 1946年: ウィスキー製造免許を取得し1980年頃までウィスキー製造を行っていたが、国内市場の低迷により原酒蒸留を停止していた
  • 2015年: 2010年代からのウイスキーブームの再燃を受け、本格的なモルトウィスキー蒸留所の設立を決め、1年以内に納品可能な三宅製作所の蒸留器を購入
  • 2016年: 酒蔵に設備を導入した安積蒸溜所で原酒蒸留を再開
  • 2019年: 東北最古のクラフトウイスキーである安積蒸留所では再稼働後初のシングルモルト「安積The First」を発売
  • 2020年: 東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2020で笹の川酒造の商品が複数受賞

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