「Bar Kokage(バー コカゲ)」は、1977年に木家下正敏さんによって「木家下バー」としてオープンしました。その後、渋谷の松濤俱楽部のオーナーである児玉さんが店を引き継ぎ、2012年に「Bar Kokage」としてリニューアルオープンしました。このBarは、作家の開高健さんが愛した名店として知られています。
店内には開高さんの著作や写真などが飾られ文学的な雰囲気が漂い、訪れる人々を魅了します。また、店内には一枚張りの絨毯やバーテンダーとお客さんの目線が合うように設計されたカウンターなど、先代の木家下さんのこだわりが垣間見えます。
バーテンダーを志し、バーテンダースクールに通っていた際に、渋谷の松濤倶楽部のオーナー・児玉さんと出会う。児玉さんは木家下バーのリニューアルオープンにあたって新しいスタッフを募集していて、バーテンダースクール卒業後すぐに松濤俱楽部へ入店。1ヶ月の特訓を経て、Bar Kokageのバーテンダーとなり、以来10年以上に渡りBar Kokageのカウンターに立ち続ける。
店内には先代の木家下正敏さんのこだわりが随所に垣間見えます。バーカウンター奥のバーテンダーの立つスペースは通常よりも少し床が低く設計されており、カウンターに座るお客さんとバーテンダーの目線が合うように造られています。
バーカウンター
「Bar Kokage」は作家・開高健さんの愛したお店としても知られています。店内には開高さんの書籍や写真が所狭しと並べられています。今もなお、多くの開高ファンの方々が訪れ、想いを馳せながらお酒を嗜んでいます。
作家・開高健さんの書籍
マティーニやカンパリオレンジなど定番のカクテルが人気ですが、Bar Kokageのカクテルは他のお店のカクテルとは作り方から味わいまで全く異なります。ここでしか味わえないカクテルを求め、多くのお客さんが訪れます。
メニューボードと開高さんの写真
かつて開高さんが愛したお店がそのまま形を残して、今も営業を続けています。レトロで落ち着いた雰囲気のなか、ゆったりとお酒を楽しみたい。そんな方におすすめのお店です。
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